都筑区

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都筑区(つづきく)は、横浜市を構成する18区のうちのひとつで、港北NT(港北ニュータウン)センターを中心とする旧港北区の北西部(山田、中川、茅ヶ崎地区等)と旧緑区の北東部(川和、池辺、東方、荏田南、荏田東地区等)からなる。

港北NTセンターは横浜市における主要な生活拠点(旧:副都心)に指定されている[1][2]。また、農家数では市内18区中最大である。

地理[編集]

南部の鶴見川沿いを除いて全域が丘陵地帯であり、起伏はなだらかだが高低差は大きい。東部を第三京浜道路、西部を国道246号、南部を鶴見川に囲まれる形になっており、中央部を横浜市営地下鉄が通っている。

歴史[編集]

区名の由来[編集]

かつてこの地が都筑郡の一部であったことから[注 1]、分区に際してこれが引かれた。都筑郡各町村が横浜市に編入された際に、都筑郡は行政上消滅していた[注 2]が、「都筑」という地名はここにおいて区名として復活したと言える。また、街作りが新しい「都を筑く」という区民の総意で進むことを願う意味も込められている[3]

現在の都筑区川和町には旧都筑郡役場が置かれ、かつての都筑郡の中心地であった。なお、当時の都筑郡の範囲は現在の都筑区より大きく、現在の緑区青葉区旭区の全域、保土ケ谷区の西谷町・上星川町・川島町・東川島町・上菅田町・新井町・今井町、港北区の高田西一丁目-五丁目・高田東一丁目-四丁目・高田町・新吉田東一丁目-五丁目と八丁目・新吉田町・新羽町・北新横浜一-二丁目、および新吉田東六-七丁目と綱島東四丁目、大倉山の各一部、並びに川崎市麻生区の旧柿生村・旧岡上村の部分が含まれた。

沿革[編集]

行政[編集]

  • 区長
    吉田哲夫(2009年4月1日 - 2011年4月30日)
    中村香織(2011年5月1日 - 2015年3月31日)※東日本大震災の影響で例年より1ヶ月遅れでの就任となった。
    畑澤健一(2015年4月1日 -)

経済[編集]

本社が所在する主な企業
工場が所在する主な企業

産業[編集]

港北ニュータウン開発前から農業が盛んであるが、現在は駅前や幹線道路沿いに大規模商業施設が立ち並んでいる。

工業

南部の鶴見川沿いは古くからの工業地帯となっており、特に池辺町は大規模工場だけでなく中小企業の工場が立ち並んでいる。また港北ニュータウンの開発と共に、企業の本社や研究所も多く所在するようになった。

商業

開発による人口の急増により、大規模ショッピングセンターの進出が目覚ましく、現在も数ヶ所が建設中となっている。主な施設は港北ニュータウンの項目を参照のこと。さらに最近はニュータウン中心部だけでなく、工業地域にあたる池辺町にもららぽーと横浜が進出している。

農業
  • 古くは池辺町、牛久保町、大熊町、大棚町、折本町、勝田町、川向町、茅ヶ崎町、中川町、東方町、(東・南・北)山田町など、雑木林や谷戸に囲まれた横浜の農村地帯で農業が生活の基盤であった。
  • 戦後、港北ニュータウンの中に農業を引き続き営むための「農業専用地区」が整備され、現在も東方農業専用地区などを中心に「横浜ブランド農産物」として、ホウレンソウコマツナなど軟弱野菜の生産が意欲的に取り組まれている。ちなみに小松菜の生産量は日本一である。
  • 戦前の川和町ではが江戸時代から栽培され、「川和の菊」として有名であり、皇族や著名人などに親しまれた。
金融

地域[編集]

健康[編集]

  • 平均年齢:40.49歳(2015年1月1日)[4]
    • 平均年齢は、横浜市各区の中で最も若い。(横浜市の平均は44.72歳)

町名[編集]

  • あゆみが丘
  • 池辺町(いこのべちょう)
  • 牛久保一-三丁目
  • 牛久保町
  • 牛久保西一-四丁目
  • 牛久保東一-三丁目
  • 荏田東一-四丁目
  • 荏田東町
  • 荏田南一-五丁目
  • 荏田南町
  • 大熊町
  • 大棚町
  • 大棚西
  • 大丸
  • 折本町
  • 加賀原一-二丁目

  • 勝田町(かちだちょう)
  • 勝田南一-二丁目(かちだみなみ)
  • 川向町(かわむこうちょう)
  • 川和台
  • 川和町
  • 北山田一-七丁目(きたやまた)
  • 葛が谷
  • 佐江戸町
  • 桜並木
  • 新栄町
  • すみれが丘
  • 高山
  • 茅ケ崎中央
  • 茅ケ崎町
  • 茅ケ崎東一-五丁目
  • 茅ケ崎南一-五丁目

  • 中川一-八丁目
  • 中川中央一-二丁目
  • 長坂
  • 仲町台一-五丁目
  • 二の丸
  • 早渕一-三丁目
  • 東方町
  • 東山田一-四丁目(ひがしやまた)
  • 東山田町(ひがしやまたちょう)
  • 平台
  • 富士見が丘
  • 南山田一-三丁目(みなみやまた)
  • 南山田町(みなみやまたちょう)
  • 見花山

住宅団地[編集]

  • 市営住宅 つづきが丘
  • グランシャリオ都筑A(牛久保一丁目14番21号 県営借上公共賃貸住宅)
  • グランシャリオ都筑B(牛久保一丁目14番15号 県営借上公共賃貸住宅)
  • UR ボナージュ横浜(プロムナード仲町台, 仲町台五丁目, 旧住宅・都市整備公団)、シニア住宅、1994年-1996年)
  • 横浜市営住宅勝田団地

教育[編集]

大学[編集]

高等学校[編集]

公立
私立

中学校[編集]

公立

私立

小学校[編集]

  • 横浜市立山田小学校
  • 横浜市立北山田小学校
  • 横浜市立南山田小学校
  • 横浜市立東山田小学校
  • 横浜市立すみれが丘小学校
  • 横浜市立勝田小学校
  • 横浜市立中川小学校
  • 横浜市立中川西小学校

  • 横浜市立茅ケ崎小学校
  • 横浜市立茅ケ崎東小学校
  • 横浜市立茅ケ崎台小学校
  • 横浜市立牛久保小学校
  • 横浜市立荏田小学校
  • 横浜市立荏田東第一小学校
  • 横浜市立荏田南小学校
  • 横浜市立都田小学校

  • 横浜市立都田西小学校
  • 横浜市立川和小学校
  • 横浜市立川和東小学校
  • 横浜市立折本小学校
  • 横浜市立都筑小学校
  • 横浜市立つづきの丘小学校

外国人学校[編集]

財団法人立

交通[編集]

鉄道[編集]

バス[編集]

道路[編集]

一般国道有料道路
都筑インターチェンジ港北区
一般国道
主要地方道
その他の県道
市道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

出身有名人[編集]

都筑区を舞台とする作品[編集]

区の歌[編集]

  • 題名:都筑区の歌「夢のつづき」
  • 作詞・作曲:広井顕真

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 明治以前は武蔵国都筑郡であった。
  2. ただし、北部工場(現在の都筑工場)を中心とした複合施設の名前が「都筑ふれあいの丘」であったことから、周辺の荏田南地区・荏田東地区・葛が谷地区・茅ヶ崎地区では周辺の地域名として「都筑」の名前は有名だった。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]