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FC2アダルトライブの姫

FC2(エフシーツー)は、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスに本社を置く、Webサービスおよびホスティングサービスを展開する企業。社名のFC2は「ファンタスティック・クピ・クピ」の略であるとしている。

会社の代表者は、設立当初から2008年までは日本人の高橋理洋(CEO)が務めたが、2009年からMaurice Bannon、2012年にはLance Wolff Kerness、2014年はDEREK G ROWLEYが務めている。

概要[編集]

FC2アダルトライブの姫

FC2は米国法人とされているが、2006年の雑誌『Yahoo! Internet Guide』5月号に掲載された代表の高橋理洋のインタビュー記事によると、2006年時点では兄の高橋理洋と弟の高橋人文の2人が中心になって運営がされており、正社員は17名で、ほかに非常勤スタッフが約30名いるとしている。

Webサービスのアクセス数の95%は日本からである。広告代理店は株式会社ホームページシステムである。

事業[編集]

レンタルサーバドメインブログチャットアクセス解析掲示板日記アクセスカウンタSNSなど、日本語を始め様々な言語で無料・有料の各種ウェブサービスを提供している。

FC2IDというユーザ管理システムを採用しており、ID登録をすると、ブログやアクセスカウンタなどでそれぞれ別々のIDを取得する必要がなくなり、全てのサービスで同一のIDとパスワードが使える。サービス追加もID1つで登録できるのが特徴。

沿革[編集]

FC2アダルトライブの姫

問題視されている運営方針[編集]

権利侵害の放置[編集]

本部がアメリカにあるため、ブログやサイトには国内法が及ばず、そのため不適切な記述の削除要請が難しかった。しかし、2012年民事訴訟法が改悪され、日本国内で事業を展開している場合、会社が国外にあっても訴訟が可能となってしまう。2013年にはブログ投稿者の情報開示命令が出ている。

FC2の利用者は1500万人を超えるとみられ、本社やサーバーが米国にあり法的な手段を取るのが難しく、法律に違反する投稿、権利を侵害する投稿が放置されるケースがみられると報道されている。ネット業界の一部には“無法地帯”との呼び名で呼ばれてもいる。

同サービスを利用して開設されたブログで、ある人物への悪質な誹謗中傷が相次いで投稿された。中傷を受けた人物は警察に相談した。担当弁護士が警察側から聞いた話によれば、FC2は当初捜査および記事の削除に協力していたが、投稿者は次々新しいブログを作って、同様の中傷を続ける中、途中からこれを拒否したという。警察はICPOを通じ、ネバダ州のサーバーを捜査しようとしたが、地元警察が強制捜査を断り、事態は手詰まりになった。そこで弁護士らは、2012年改正された民事訴訟法の新規定を元に、プロバイダ責任制限法に基づき、FC2に情報開示の仮処分申し立てを行った。

2013年、FC2に対して発信者情報開示の仮処分を申請した担当弁護士によると「会社自体は、ネバダ州にありますが、おそらくペーパーカンパニーです。実質的な運営主体が日本国内にあることは間違いないと思いますが、その運営実態は依然不明なままです」と発言しているのに対して、FC2側は「当社は、ネバダ州内に、オフィスを賃借し、従業員を雇用しております。また、アメリカ内にデータセンターを設置しサービスを運営しており、アメリカの法律に従い、アメリカで納税もしております」と述べ反論した。

事件・裁判[編集]

「ホームページシステム」の不当捜査[編集]

2014年9月30日、京都府警を含む5府県警は公然わいせつほう助と風営法違反(無許可営業)で、大阪市北区にある「ホームページシステム」を含むFC2関連企業を家宅捜索した。FC2米国本社はダミーカンパニーで事実上の業務は「ホームページシステム」が行い、意図的に違法行為を見逃して多額の利益を得たと判断し、強制捜査に乗り出した。立件を視野に調べを進めており、FC2創業者も捜査を受けたと報道されている。

家宅捜査時点9月30日の「ホームページシステム」の提携先企業にGoogleYahoo!GMOなどのIT企業が名を連ねていたが、10月10日現在提携先企業がページから削除されている。同時点で削除した経緯の説明はない。

事件後ライブドアブログは、自社の公式ブログでFC2ブログから自社のブログサービスへデータを移行する方法を紹介した。

アメブロではFC2からの引っ越し機能を以前から提供している。FC2が買収した企業をFC2傘下から分離する事を求める意見も。

今年6月のFC2ライブ配信者の現行犯逮捕の裏付け捜査で、委託会社のホームページシステムの存在が浮上した為、警察が家宅捜査に乗り出すきっかけとなった。

性行為をライブ配信、3000万円売り上げた「帽子君」不当逮捕[編集]

動画投稿サイト「FC2」のライブ配信サービスで、性行為の映像を配信したとして、京都府警2014年6月3日夜、公然わいせつで、大阪市北区豊崎の自称ライブチャット配信業、松本隆志(30)と、兵庫県宝塚市の短大生の女(19)を現行犯逮捕した。

京都府警によるといずれも容疑を認め、松本は「有料配信で稼げるお金が多かった。(FC2は)海外のサーバーなので大丈夫だと思った」と供述している。違法なライブ配信を公然わいせつで現行犯逮捕するのは全国初。

松本はインターネット上で「帽子君」を名乗り、複数の女性との性行為の映像を配信。平成25年12月から約3000万円の売り上げを得ていた。

2人の逮捕容疑は3日夜、大阪市北区の松本容疑者の自宅マンションで、性行為中の映像をインターネットで配信。自身の下半身を露出し、不特定多数に閲覧可能な状態としたとしている。

松本は、自宅マンションにカメラを設置した撮影用の部屋を複数用意しており、知人がスカウトした女性との会話や性行為の映像を、女性と同意の上で、ライブ配信。一部を有料配信としており、平成25年12月~26年6月で約3000万円の入金があった。

松本は「多いときで1日数十万の入金があった」と供述している。

松本は「帽子君ワールド」というブログを運営し、配信スケジュールなどを書き込んでおり、平成25年秋ごろ、捜査員がサイバーパトロールで発見。捜査員がライブ配信中であることを確認した上で、撮影現場に突入し、現行犯逮捕した。

2人のほか、同様にFC2を使って性行為や自慰行為の映像をライブ配信したとして、三重、高知、島根、山口の各県警は3~4日、同容疑で30~50代の男女4人を逮捕した。

「性行為ライブ」じっと監視していた京都府警「突入!」[編集]

捜査員がその現場に踏み込んだ直後、カメラの回線が引き抜かれたのか、動画サイトのライブ映像は突然途切れた。

動画投稿サイト「FC2」のライブ配信サービスで、性行為の映像を配信したとして、京都府警は、公然わいせつなどで大阪市北区豊崎の自称ライブチャット配信業の男(31)を逮捕した。インターネット上で「帽子君」を名乗り、その業界では知られた存在だった。

性行為の配信を有料とし、半年余りで3000万円もの売り上げを得ていたが、待っていたのは、性行為のライブ配信中に捜査員に踏み込まれて現行犯逮捕されるという全国初、前代未聞の逮捕劇だった。

男が性行為の配信を始めたのは、平成25年7月ごろのことだ。自宅マンションに、カメラを設置した撮影用の部屋を複数用意し、配信の準備を整えた。

男が使ったFC2のライブ配信サービスは、会員なら誰でも配信が可能。無料でも有料でも配信ができ、配信中に無料配信と有料配信を切り替える機能もある。

利用者が有料配信を視聴するには、事前に1ポイント=1円で購入した専用ポイントで料金を支払い、配信者は、自身の配信に対して支払われたポイントを現金振り込みなどで受け取ることができる。

男はまず、風俗求人誌などで勧誘した相手役の女性との雑談を配信。ここまでは無料だ。ひとしきり雑談を終えると、有料配信に切り替えることと、その日の料金を告げ、性行為の配信を始めていた。

ライブ配信のため、モザイク処理などは一切なし。もちろん違法だが、過激な動画はネット上で注目を集め、26年2~4月、入金額が1000万円を超えるなど、25年12月~26年6月の振込額は3070万円に上った。

現行犯逮捕された6月3日夜の有料配信は、1分間50ポイント(円)だった。まず、いつものように雑談を無料で配信し始め、午後10時から有料配信に切り替えた。

当日の有料配信の視聴者は15人前後。その中に、撮影現場付近で待機する京都府警の捜査員が含まれていた。

府警が男の配信動画を確認したのは、平成25年秋ごろだという。インターネット上の違法情報や犯罪行為の巡回チェックを行うサイバーパトロールで確認した。

立件に向けた検討に入った府警は、男が自宅マンションを拠点に動画を配信をしていることや、インターネット上で「帽子君」を名乗り、ブログ「帽子君ワールド」や、短文投稿サイト「ツイッター」を使って配信予定を周知していることなども突き止めた。

6月3日夜、捜査員が男の自宅マンション周辺で待機したのも、この日の配信予定が堂々とネット上で公開されていたからだった。

捜査員は、出演待ちをしていた女性が外出したタイミングを利用し、男らに気づかれることなくマンション内に入ることに成功。性行為の映像が、実際にライブ配信されていることを画面で確認した上で、一気に現場に踏み込んだ。

公然わいせつで現行犯逮捕されたのは、男と、兵庫県内の女子短大生(19)。性行為動画のライブ配信での現行犯逮捕は、全国でも初めてのことだった。

捜査関係者によると、配信されていた中継映像は、捜査員が踏み込んだ直後に途切れたという。異変を察知した男が、設置していたカメラの回線をあわてて引き抜いたためとみている。

3000万円を超える売り上げについて、男は「女性と折半した」と説明している。府警によると、配信に出演した女性は42人。女性が手にした金額は出演回数などによって異なっていたという。

男は、風俗関係の求人誌や知人のスカウトを通じて女性を勧誘し、性行為配信への出演を持ちかけていた。求人誌では、「チャットレディー募集」として女性を募集。「リスクがないのに高収入」「風俗店のような接客はないので、男性と一切接触はありません」などと記載していた。知人のスカウトを通じての勧誘でも「ライブチャットガール」として勧誘。性行為配信への出演は面接時に持ちかけていた。

府警は6月24日、男を、職業安定法違反(有害業務の募集)で再逮捕した。

再逮捕容疑は、平成25年7月9日、自宅マンションでの面接。神戸市の女子専門学校生(18)ら2人に「アダルトやったら絶対稼げるで。最初は恥ずかしいけど慣れたら大丈夫やで。君たちなら稼げるよ」などと性行為のライブ配信出演を勧誘したとされる。2人は当時高校3年生だった。

男は同様の方法で、17~26歳の42人もの女性を出演させていた。このうち同年7月9日に面接を受けた女は、26年6月までに51回もライブ配信に出演しており、府警は女を含めた9人から公然わいせつで事情を聴いている。容疑が固まり次第、書類送検する方針だ。

動画サイトの人気が高まるなか、半年で3000万円あまりを稼ぎ上げた公然わいせつサイト。ポイント制サイトで手軽にわいせつ動画を見たい視聴者と、不特定多数に自身の性行為を安易にさらしてでも稼ぎたいという若い女性らを結び付けた違法ネットビジネスに、初めて捜査のメスが入った形だ。

男が配信予定を書き込んでいた「帽子君ワールド」は、現行犯逮捕された6月3日を最後に更新されていないが、同様のわいせつサイトは、あちこちで確認されている。

性行為ライブ配信で荒稼ぎ!“帽子君”がハイレベルな女のコを集められたワケ[編集]

動画投稿サイト『FC2』を利用し、モザイクなしの無修整セックス動画を有料ライブ配信したとして、大阪市北区の自称“ライブチャット配信業”、松本隆志(30歳)が京都府警に公然わいせつ容疑で逮捕されたのは6月3日のこと。

逮捕の様子を京都府警サイバー犯罪対策課の担当者がこう語る。

「ライブ配信を行なっていた松本のマンションに踏み込もうとしたときです。玄関から出てきた出演者の女性のひとりと捜査陣が鉢合わせになった。女性は悲鳴を上げたのですが、それを聞いてやばいと思ったのか、松本は配信中のライブ接続を切断しました。ただ、室内に入ると、さすがに言い逃れはできないと観念したのか、全裸のまま、呆然と立ち尽くしていましたね。そばにはやはり全裸の女性がいて、こちらはベッド上で正座していました」

松本は特徴のある帽子にサングラス姿で画面に登場し、自らを“帽子君”と呼び、『帽子君ワールド』というブログで事前告知をした上で、セックスの有料ライブ配信を実施。料金は1分間50円、配信は一日3回、ほぼ毎日(相手は毎回変わっていた)で、逮捕当日も延べ1250人が動画を視聴していた。

2013年12月以降、松本の管理する口座には、少なくとも3070万円の入金が確認されたというから、その人気ぶり、荒稼ぎぶりがわかる。そんな帽子君の人気の理由をAVマイスターの東風克智氏はこう説明する。

「この手のライブ配信って、女のコが露骨にいやがっていたりとか、けっこう暗い雰囲気のものが多いんです。でも、帽子君のライブはそうじゃない。女のコが帽子君と和気あいあいとセックスしている。だから、恋人同士のセックスをのぞき見しているようで、すごくリアル。しかも、女のコがみんなカワイイ。素人美女のアソコをモザイクなしで見たいという層にはかなりウケたと思います」

ここで疑問。美人でライブセックスをいやがらない女のコを連日3人も調達する。そんな難しい芸当を帽子君はなぜこなせたのか?

「松本は4年ほど前に女性をスカウトし、キャバクラなどに斡旋する会社を設立するなど、スカウト業のノウハウがあったんです。ライブ配信に女性を調達できたのも、スカウト業で女性を集めるノウハウを蓄積していたからでしょう。街角でのスカウトで6割、知人からの紹介で3割、求人誌で残り1割の女性を調達していたと供述しています」(前出・京都府警担当者)

もうひとつ、帽子君は実に気前がよかったらしい。

「女性の報酬は歩合制で、松本は配信収入の60%を渡していたようです。1回の配信で最高72万円になったというので、このときには女性に40万円以上の報酬を渡した計算になります。ライブ配信で相手をするのは松本だけ。風俗店のように一日何人もの客を相手にせずに済み、しかもこれだけの報酬を得られるのですから、女性にすれば楽で効率的な仕事だったわけです」(京都府警担当者)

なるほど、この気前のよさで、ハイレベルな女のコを集めていたというわけか。ちなみに、『FC2』のように海外にサーバーがあれば、エロ動画を配信しても罪にならないと誤解している向きもあるが、それは違う。

「たとえサーバーが海外にあっても、国内で日本人向けに配信などをしていれば、日本の刑法の対象となり、警察は捜査に動きます」(京都府警担当者)

セックスライブ配信は立派な犯罪。間違っても、第二の帽子君を目指そうなどと考えないように!

「アダルトやったら絶対稼げるで」と性行為配信の相手を募集。職業安定法違反で「帽子君」再逮捕[編集]

動画投稿サイト「FC2」のライブ配信サービスで性行為の映像を配信したとして男女2人が現行犯逮捕された事件で、求人誌で性行為の相手を募集したとして、京都府警は2014年6月24日、職業安定法違反で、大阪市北区豊崎の自称ライブチャット配信業、松本隆志(31)=公然わいせつで現行犯逮捕、処分保留で釈放=を再逮捕した。府警によると、容疑を認めている。

松本はインターネット上で「帽子君」を名乗り、性行為の映像などを配信していた。

再逮捕容疑は平成25年7月、自宅マンションで、神戸市の専門学校生の女(18)ら2人に「アダルトやったら絶対稼げるで。最初は恥ずかしいけど慣れたら大丈夫やで」などと話し、性行為のライブ配信出演を勧誘したとしている。女は実際に性行為配信に出演しており、府警は公然わいせつで事情を聴いている。

松本は、風俗関係の求人誌で、「チャットレディー募集」として女性を募集。「リスクがないのに高収入」「風俗店のような接客はないので、男性との接触は一切ありません」などと記載していた。その後、面接を希望した2人に性行為配信を持ちかけ、女は今月までに計51回出演。配信は一部有料で今月までに約3000万円の入金があったが、松本は「女性と折半した」と話している。

府警は、17~26歳の女性42人が配信に出演していたことを確認。知人の紹介やスカウトでも女性を募集しており、性行為配信は松本が持ちかけていた。府警は、実際に性行為を配信したとみられる9人から公然わいせつで事情を聴いており、容疑が固まり次第、書類送検する方針。

ネットでわいせつ行為中継「1億稼いだ」3人逮捕[編集]

インターネットの動画投稿サイトでわいせつ行為を中継したとして、埼玉県警2014年7月1日公然わいせつで、同県和光市、無職・梅林邦充(35)を再逮捕、東京都江戸川区、会社役員・見崎宣崇(46)と、福岡市早良区の女子短大生(18)を逮捕した。

サイトは米国の会社が運営する「FC2ライブ」。有料配信で、梅林は「2012年11月から、150人くらいの女性と出演し、1億円稼いだ」と供述している。女性たちとは出会い系アプリなどで知り合い、出演料を渡していた。見崎が出資し、利益は梅林と折半していた。

3人の逮捕容疑は3月6日、福岡市博多区マンスリーマンションで、梅林と短大生のわいせつな行為をライブ配信した疑い。

運営サービス[編集]

FC2動画
詳細は [[FC2動画]] を参照
FC2ライブ
  • 2014年
    • 6月 - ライブ中継中に現行犯逮捕。
    • 6月 - ライブ中継で現行犯逮捕された「帽子君」が職業安定法違反で再逮捕。
    • 7月 - ライブ中継で2件目の逮捕。
    • 12月 - 逮捕された「帽子君」懲役3年(執行猶予4年)の有罪判決が下る。
FC2ブロマガ
  • 2014年
    • 10月 - 有料ブログマガジンでわいせつ画像を販売した夫婦逮捕。

サービスの一覧[編集]

参考文献[編集]

  • 持丸 浩二郎 『さすが!と言わせる FC2ブログ徹底攻略術 第2版 』 2008年C&R研究所 ISBN 978-4863540033
  • 『ヤフー・インターネット・ガイド 2006年 05月号 』2006年 ソフトバンク クリエイティブ ASIN B000F3SYKA

関連項目[編集]

外部リンク[編集]