バイオハザードシリーズ

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バイオハザードシリーズ(BIOHAZARD series、国外ではRESIDENT EVIL Series)は、カプコンより発売のテレビゲームシリーズ。ジャンルは「サバイバルホラー」。

概要[編集]

プレイステーションセガサターンドリームキャストニンテンドーゲームキューブWiiなどのゲームハードで発売、シリーズ化されている人気ゲームで、タイトル数は50にも及び全世界でシリーズ3450万本以上を売り上げた[1]。この実績は本作と並ぶ同社の代表作、『ストリートファイターシリーズ』『ロックマンシリーズ』を上回る。このゲーム上の設定を使って実写映画化もされている。映画のワンシーンのような俯瞰の視点からキャラクターを操作するため、最初は操作に戸惑うユーザーも多かったが(いわゆるラジコン操作)、シリーズ作品や同システムのゲームが定着するにつれて、その声は薄くなっていった。

本作登場前にもホラーゲームと呼ばれる作品は発売されていたが、本作のヒットによりホラーゲームが家庭用ゲーム機のジャンルとして確立され、一般に広く浸透した。

また、巨大製薬会社「アンブレラ」を軸に置いたシリーズの壮大なシナリオ・背景・設定は評判が高く、アメリカでのとあるアンケート[誰?]では『ファイナルファンタジーシリーズ』に次ぐストーリーの良さ第二位に選ばれた事もある。

アクションゲームの中でも、登場するモンスターたちのグロテスクぶりで群を抜き、「残酷な描写が含まれている」との注意書きシールが貼られるソフトとなった。(初めて貼られたのは、PCEの「リンダキューブ」をPS用に移植した「リンダキューブアゲイン」である) なお、カプコンはこのゲームのヒットを機に、同一のエンジンを使用した、『鬼武者』、『ディノクライシス』、『デビルメイクライ』、『カオス レギオン』などの派生ゲームを発売している。 本シリーズの多くのタイトルにおいてクリア特典が多めに用意されているため、それらを収集する目的で何周もプレイするユーザーは珍しくなく、後述するナイフクリアのように、いわゆるやり込みを行うプレイヤーも多い。

バイオハザードの誕生[編集]

バイオハザードは、当初はカプコン第4開発部の三上真司が、新人教育を担当しながら片手間に作り始めたホラーアドベンチャーゲームに過ぎなかった。“画面のパラメーター表示を極力排除した、映画的な恐怖”をテーマにしている。最初の半年間はひとりだけで作っていたが、後に同社発売の作品でバイオハザードの原形とも言われているホラーRPGゲーム『スウィートホーム』のスタッフも合流するなど、徐々にプロジェクトが巨大化、スウィートホームを新たに造り直そうと動き出した。ドアを開くシーンなど、一部スウィートホームで作られた演出を利用している。

開発は当初、3Dの背景をリアルタイムでレンダリングする手法を取っていたが、ハード(プレイステーション)のスペックに限界があったために背景を一枚絵にし、カットをつないでいく手法に変更した。この事が、映画的な恐怖をより再現することになった。途中、背景デザイナーの集団大脱走事件など紆余曲折の末に1996年3月にプレイステーションで発売。ミリオンセールスを記録し、一躍社会現象となった。

バイオ系[編集]

視点固定式のポリゴン描写システムやキャラクターの操作方法、洋館を舞台にしたホラーアドベンチャーという設定は1992年に発売されたフランス製のパソコンゲーム『アローン・イン・ザ・ダーク』に非常に似ており、決してバイオハザードが始祖ではないが、本作が大ヒットして知名度が高くなった事により、以降に出た類似のゲームは「バイオ系」と呼ばれることが多い。

また、1987年にポニーキャニオンが発売したファミコンディスクシステム用ゲーム『ドクター・カオス 地獄の扉』は、アクションパートとアドベンチャーパートの2つに分けられており、特にアドベンチャーパートのアイテム捜索や敵の出現や、それらの特定場所への配置、いきなり敵が出てくる恐怖は、バイオハザードシリーズのそれとかなり酷似している。そのため、これをバイオハザードの元祖と主張する人もいる。

日本国外[編集]

日本国外での『バイオハザード』のタイトルは、『RESIDENT EVIL』(身近に潜む恐怖,邪悪なる居住者)である。これはすでに「BIOHAZARD」という名称が日本国外において標識として商標登録されていたためである。北米ではゲームのレンタルがあり、ゲームの難易度が高い方がウケがいい為、日本版よりもかなり高難度のゲームバランスに変更されている。

  • 自動照準(銃を構えると敵のほうを向く)がない。(オーストラリア版にはある)
  • インクリボン(セーブ用アイテム)の数が減っている。
  • 敵の体力が高くなっている。
  • 敵の攻撃力が一部高くなっている。

なお、北米のみ、携帯ゲーム機GAME.COMで『RESIDENT EVIL2』が発売されている。

他にも、北米ではゲームボーイカラー版『RESIDENT EVIL』を開発していたが中止となった。

オーストラリア版の初期設定では主人公やその他のキャラクター、ゾンビ等の血の色が緑である。

全作品リスト[編集]

※PS=プレイステーション、PS2=プレイステーション2、PS3=プレイステーション3、PSP=プレイステーションポータブル、SS=セガサターン、DC=ドリームキャスト、N64=NINTENDO64、GC=ニンテンドーゲームキューブ、Wii=Wii、GBC=ゲームボーイカラー、DS=ニンテンドーDS、Xbox 360=Xbox 360、PC=パソコン、i=iアプリ、EZ=EZアプリ、V=Vアプリ(または現在のS!アプリ)、AC=アーケード

本編[編集]

外伝[編集]

尚、このシリーズでの時間軸については以下の通り。

  • 0 → 1 → 2 = 3 = アウトブレイク =アウトブレイク FILE2→ ガンサバイバー → CODE:Veronica → ガンサバイバー4 → 4
  • GAIDENはアナザーストーリー扱い。
  • アンブレラ・クロニクルズは0、1、3の裏側の話とガンサバイバー4から4へのアンブレラ社崩壊の過程が明らかになっている。
  • 携帯アプリの作品についてはバイオハザード (携帯アプリ)も参照

小説[編集]

ドラマCD[編集]

  • バイオハザード ドラマアルバム ~マコバヴィレッジの惨劇~
  • バイオハザード ドラマアルバム ~運命のラクーンシティー~ Vol.1
  • バイオハザード ドラマアルバム ~運命のラクーンシティー~ Vol.2
  • バイオハザード ドラマアルバム ~運命のラクーンシティー~ Vol.3
  • バイオハザード2 ドラマアルバム ~小さな逃亡者シェリー~
  • バイオハザード2 ドラマアルバム ~生きていた女スパイ・エイダ~

映画[編集]

フルCGアニメーション[編集]

登場人物[編集]

各作品の登場人物の詳細についてはバイオハザードシリーズの登場人物を参照。

登場クリーチャー[編集]

ここではシリーズで登場している おなじみ(2作品(過去の作品をなぞっている『GUNSURVIVOR2』『Umbrella Chronicles』は除く)以上登場している)の敵クリーチャーを紹介していく。

ここに記載されていないクリーチャーに関しては各作品のページを参照してください


ゾンビ (Zombie)
T-ウイルスに感染した人間のなれの果て。正式名称は活性死者という。T-ウィルスに感染すると、まず前頭葉が破壊される。そして人間の三大欲求の1つである「食欲」のみに基く行動しか取れなくなる。また、感染者は新陳代謝を異常に増幅させられてしまう(これによって、銃器などの攻撃にも耐えうる生命力を獲得した)ため大量のエネルギー摂取を必要とするが、感染者の胃酸の濃度は上昇するため食物を得たとしてもすぐに消化されてしまう。結果として、彼らは常に空腹感に満たされるようになり、獲物を求めて彷徨う獣と化してしまうのである。元々は街の市民だったり施設の職員だったりと様々であり、外見は死体そのもの。集団で群れて行動することが多いが、特に仲間意識等が在る訳でもなく、ゾンビ同士が共食いしている場合もある。実験により生み出された筋肉むき出しのゾンビ改という物も存在し、こちらが変態した物がリッカー改(『2』に登場、後述)へとなった模様。生前の記憶は多少残っている模様だが、知能の著しい低下に依り自分と何らかの関係のある場所を徘徊する程度となっている。ゾンビ単体の能力はその人の生前の身体能力に影響されているようで、墓場等のゾンビは当初より朽ち果てているため耐久力が低く、S.T.A.R.S.の隊員や特殊部隊員のゾンビ等、生前に身体が鍛えられている物は動きが俊敏で耐久力が高い事が多い。尚、S.T.A.R.S.の隊員でゾンビ化したのは、ブラッド(『2』)、エドワード(『0』)、フォレスト(『1』、ただしゾンビ化しない場合もある)、ウェスカー(SS版『1』のバトルモードでのみ)。
初代のPS版『1』では、3種類程のヴァリエーション(緑服、白服、ゾンビ改)しかいなかったが、シリーズを重ねるごとにゾンビのグラフィックヴァリエーションが増えていった。「走りゾンビ」や、GC版『1』での一度倒れたゾンビが強力になって復活した「クリムゾンヘッド」という物も存在する。また『アウトブレイクシリーズ』には移動が速い(キャラクターによっては走っても追いつかれる)ものもいる。
尚、人間がゾンビになる流れは後述する「T-ウイルス」の項を参照してもらいたい。
ケルベロス (Cerberus)、ゾンビ犬(Zombie dog)
ケルベロスはアンブレラが開発したB.O.W.であり、ゾンビ犬は警察犬や軍用犬がT-ウイルスに感染してゾンビ(のよう)になったものである為に別物。しかし、性質は全く同じである。シリーズ中に登場する犬種は全てドーベルマン。人間と違い俊敏性は失われていない。
ジャイアントスパイダー (Giant Spider)
T-ウィルスに感染し、巨大化した蜘蛛。形態に変化はほとんどなく、ただその大きさだけが常軌を逸したものとなっている。徘徊性的生態であり、壁や天井を這い回り大きな顎で噛み付く等、自らが積極的に捕食を行なう。又、毒性を備えているものもおり、口から毒液を飛ばしての攻撃も行う。メスは腹部に大量の子グモを宿しており、親グモが息絶えると腹部が破裂し子グモが飛び出す。子グモは数が多く素早いが、踏み潰すだけで死ぬ為餘り脅威ではない。他のシリーズと違い、『1』に登場する大クモは実験により意図的に生み出されたB.O.W.であり、ウェブスピナー(Web Spinner)という固有の名称がある。また、ウェブスピナーには施設から逃げ出した後更に巨大化し、毒の影響で体がどす黒く変色したことで研究員から「ブラックタイガー(Black Tiger)」と呼ばれるようになった個体がいる。

シリーズ中に於いての呼び名は様々で、『1』では「ウェブスピナー/糸を紡ぐ者」。『2』、『3』、『CODE:Veronica』では従来のタランチュラタイプではなくコケ蜘蛛タイプを素体とする為に「大グモ」とされ、英名は「ブラックウィドー」。『アウトブレイクシリーズ』では「ジャイアントスパイダー」となっている。『CODE:Veronica』 には、他の作品より遥かに巨大な個体が出現し、その個体を「大クモ」と呼ぶ(他の作品と変わらない個体も存在するが、ここでは「中クモ」と呼ばれる)。

クロウ (Crow)
T-ウイルスに感染した死体を食べた事に依り二次感染したカラス。外見は特に変わっていないが銃声にも怯まない程に凶暴性が増している。この事は後のアンブレラの研究に大きな影響を与える事になる。通称『カラス』。
ハンター (Hunter)
人間にT-ウイルスを投与して遺伝子を変化させ、そこに他の生物の遺伝子(主に爬虫類)を組み合わせて生み出されたB.O.W.。最も成功したB.O.W.であり数種類の亜種も存在するが、共通項としては簡単な命令を理解、及び仲間内での連携が可能な知能を持つ事、強靱な肉体に、非常に攻撃的である事が挙げられる。その行動概念はまさしくハンター(狩人)の名に相応しい。その爪での即死効果を持つ「首狩り」を必殺技に持ち(一部を除く)、多くのプレイヤーの脅威となった。
ハンターα
登場作品:『1』、『GUNSURVIVOR1』、『OUTBREAKシリーズ』、『0』、『Umbrella Chronicles』
アークレイ山地の研究所で生産されたB.O.W.の傑作試作品。安価でクローニングも可能な為に次々と生産された。尚、実験材料には町のホームレスが使われた様であり、多数の行方不明者が出ていた模様。『1』ではゲーム後半になると、ゾンビに代わってあちこちに現れ、新たな脅威となる。体色は緑であり、周囲の気温が一定以下になると活動を停止する爬虫類的性質もある。尚、「ハンター」とだけ表記されている場合は基本的にこのαを示す場合が多い。SS版『1』では、中庭地下にディックスと呼称される個体も出現したが、こちらは爬虫類の遺伝子ではなくダニの遺伝子を組み込んで生まれた存在であり、姿は若干異なるが、それ以外の差異は認められない。
ハンターβ
登場作品:『3』
神経系を改良して瞬発力を強化したハンターの亜種。その副作用か、頭から肩にかけて肉腫に覆われた醜悪な姿をしている。右腕がやや退化している為に攻撃力は低下しているが、銃弾をも易々と回避する程敏捷性が向上した。最終テストも兼ねて20体前後がラクーンシティに陸路で搬入された。体色は緑に頭部の肉腫は赤。
ハンターγ
登場作品:『3』、『OUTBREAKシリーズ』
今までのハンター系統と違って両生類の受精卵に人間の遺伝子を組み込んで製造されたハンター。まったく歯のない巨大な口に眼球のない顔、青緑掛かった体色といった特異な容姿をしている。予想以上に高い知能を獲得しており、他のハンターと同等の性能を持つ。しかしながら両生類がベースである為に乾燥や直射日光に弱く、汎用性には優れていない。尚、α、βと違い、アメリカではなくヨーロッパ支部で制作されたハンターであり、権力的に強大であるアメリカ本部・支部への牽制的意味合いで研究開発が進められた個体で、開発チーム内での通称は「フロッガー」。ラクーンシティに投入された個体はβ型に比べて少ない。特に戦闘訓練を受けていない病院関係者が2体程の生け捕りに成功しているが、恐らく両生類の生態を勘案した物と思われる。このγ型の即死攻撃は首狩りでなく丸飲みになっており、『アウトブレイク』の場合、水中で襲われると大変脅威となる。
ハンター改
登場作品:『CODE:Veronica』、『GUNSURVIVOR2』
アンブレラに敵対する謎の組織が流出したハンター製造方法を元に開発した物。外見に多少の違いが見られるのみで性能はα型と同等。しかし、周辺機器の自走式監視器に依りセンサーがサーチした標的のみに標的を絞って送り込むといった運用も可能である為、実用性はα型より上位にある。体色はαと同じく緑だが、赤紫に変化したスウィーパー(掃討者)と呼ばれる亜種も存在し、こちらは爪に毒性を持つ。因みに、この個体は即死攻撃が「爪振り下ろし」となっている。
ハンターμ
登場作品:『OUTBREAK2』
ハンターを小型化する事を目的に作られた実験体(ベースはα)。攻撃力はやや劣るが、その他の面では同等の能力を持つ。
ハンター(エリート)
登場作品:『GUNSURVIVOR4』
アンブレラの品評会の為に調整が加えられた実戦配備形態に近いハンター。通常のハンターより優れた能力を持つ。
リッカー (Licker)
ゾンビ化した人間が更にT-ウイルスに汚染されて突然変異を起こした結果、誕生した怪物。通常のゾンビは激しい新陳代謝を賄うだけの食糧を供給できず、エネルギーが枯渇して完全に死に絶えるが、一部のゾンビはエネルギーの供給を仕続け、T-ウイルスに依る肉体の再構成を可能とする。結果、視覚能力は失った物の、代わりに聴覚が異常に発達している。獲物を見つけると長い舌を槍のように硬くして急所を貫き仕留める。『2』に於けるハンターの様な存在で、同作に於いても最高威力を誇るG第4形態の「かみくだき」に次ぐ威力を誇る「飛びツメ攻撃」を操る。ハンターとは違い序盤から登場する為、初心者にとっては強敵である。ちなみに、「リッカー」という名前は「なめる者」という意味で、ゲーム中の設定では、このモンスターと初めて交戦したラクーン市警署員に依って附けられたニックネームである(実際はファンの公募により命名された)。体色が黒く変化し、爪が大型化した「リッカー改」という亜種も確認され、こちらはゾンビ改からの変異体となっている。『GUNSURVIVOR2』ではカメレオンのように体色を変化させる個体が登場し、『アウトブレイクシリーズ』では更なる進化形としてサスペンデット(吊す者)と呼称されるタイプが登場する。初出の『2』では脳が露出していたが、『アウトブレイク』ではスキンヘッドになっている。『2』での初登場シーンは、プレイヤーに強いインパクトを与えた。
タイラントシリーズ (Tyrant)
ゾンビと同じく、アンブレラ狂気の研究の象徴的クリーチャー。人間の成人男性をベースにウィルスを投与し、様々な肉体強化を施して製造された究極のB.O.W.。圧倒的な戦闘能力と生命力に加え、血肉を求めるモンスターとしてではなく任務を遂行する兵士として行動可能なだけの知能をも有する。シリーズの殆どにタイラント(またはそれに準ずる亜種)が登場するが、本編内での登場回数は作品に依ってかなりのばらつきがある。どの個体にも共通して言える事は、生命の危機に瀕すると暴走する事、その結果、体そのものをも変化させうるという事である。大抵は特殊な手段を用いぬ限りは止めを刺せない。タイラントシリーズは心臓が右胸にある場合が多い。
スーパータイラント (S-Tyrant)
肉体に大きなダメージを受け生命の危機に瀕したため、リミッターが解除された(暴走状態となった)タイラント。一切の制御を受け付けなくなってしまったが、戦闘能力、耐久力は以前と比較にならない程向上している。猛ダッシュで相手に急接近し切り刻む戦法をとり、グレネードやマグナム弾を物ともせず突進、標的を薙ぎ払う。外見にも変化は現れるが、変化後の姿は開発ナンバーに依って違いがある。
タイラント=T-002型
登場作品:『1』、『Umbrella Chronicles』
シリーズに初めて登場したタイラント。アークレイ山地の研究所で開発していたタイラントの完成第一号。剥き出しの心臓と、左手の鋭く長い爪が特徴。追い詰めたターゲットの体を持ち上げ、爪で串刺しにして止めを刺す。まだ充分に改良の余地があったが、研究所のバイオハザード事故により開発は中断。そのまま放置され、S.T.A.R.S.内部に潜んでいた裏切り者の手に依って起動された。覚醒直後は動きが鈍く、距離をとって戦えばまず負ける事はないが、リミッターが解除され、スーパータイラント化すると非常に手強い。ロケットランチャーでなければ止めは刺せないが、シナリオに依ってはその個体と戦わない結末もある。SS版のクリス編では、黄色い体色の別個体も存在し、最初のタイラントを倒した直後に現れる為、何も知らないPSユーザーを驚かせた。GC版ではロケットランチャーの弾丸を一回弾き返すという荒技も見せる。体色は屍体色。スーパータイラント化したものは赤みを帯びる。
量産型タイラント=T-103
登場作品:『2』、『3』『GUNSURVIVOR1』、『OUTBREAK FILE2』
T-002型のデータを元に、より人型に近づけたタイラント。その為爪が無い。身長は普通の人間の2倍ほどあり、顔色は彫像の如き灰色だが、その2点を除けば人間その物である。着用しているモスグリーンのトレンチコートは防弾、対爆仕様で、暴走を抑えるリミッターでもあるが、その最大の役割は人への擬態の為。ラクーン市でも製造されていた様だが、本来の量産はシーナ島で行われており(その製造方法は『生きた人間の頭蓋骨を麻酔もかけずに切り開き、脳の下垂体を切り取る』という残酷極まりない物)、目的地には主にヘリで空輸。ラクーン市には5~6体が投入され、その内1体はGウィルス回収のため警察署に投下。残りは米軍のGウィルス回収部隊に送り込まれた。動きは遅いがパワーがあり、起動時にコンピュータを使う事である程度の敵味方の識別も可能(FILE2では短期間だけプレイヤーの護衛役となる)。また、強靭な回復力を有しており、一定のダメージを受けると気絶するが瞬時に回復し、そして敵を追い詰める為何処までも執拗に追跡する。しかし、知能はさほど高くない為、基本的に武器を使う事はせず、攻撃方法は怪力に任せて殴りつけるだけに留まる。またドアの開閉を理解せず、壁を破壊して現れる事も多い。但し、作品に依ってはこちらの攻撃をガードするといった行動も見せるため、一概に知能が低いとは言い難い。生命の危機に陥らずとも暴走する事もあり、同時に、全てのタイラントが生命の危機に瀕してリミッターが解除される訳でもない様である。
『2』では裏シナリオのみに登場。溶鉱炉に落ち、生命の危機に瀕したためスーパータイラント化する。肉体が一回り巨大化し、T-002では左腕のみだった爪を両腕に備え、形状もより鋭くなっている。又、右胸に露出した心臓は装甲のような皮膚に覆われている。但し、急激な発達のためか、腕力が通常時の半分程に落ちてしまい、総合的な攻撃力は以前と変わっていない。
プロトタイラント
登場作品:『0』、『Umbrella Chronicles』
T-002型のプロトタイプだが、タイラントに不可欠な知能の発達が見られない為廃棄処分された。コードはT-001。ウィルスの影響が強すぎて身体が腐敗し、脊髄が露出しているがT-002型に劣らぬ戦闘能力を持つ。この段階でほぼ暴走状態になっている。右手から剣のような鋭いツメが1本伸びており、それを振り回して攻撃する。
タイラントR(Reborn)
登場作品:『OUTBREAK FILE2』、『Umbrella Chronicles』
量産型タイラントの別系統パワーアップ形態。両手に巨大なツメが形成されており、姿はスーパータイラントと酷似しているが、スーパータイラントより身体能力が格段に向上、攻撃力の低下も見られない。近距離では即死技のメガスラッシュ、少し離れればタックルという凄まじい攻撃能力を誇る。体色は上半身が灰色で下半身が緑。
タイラントC
登場作品:『OUTBREAK FILE2』の「対峙3」
量産型タイラントの中でも最強の力を誇る。外見も他の量産タイプと違い、赤いコートを着ており、頭に角が生えた姿をしている。また、その動作速度は尋常ではなく、近くでメガスラッシュを放たれれば即死は必至。
タイラント091
登場作品:『GUNSURVIVOR4』
他のタイラントと異なり、触手のような指が特徴的な武器のタイラント。ダッシュからの突き攻撃やジャンプ攻撃などを使用する。心臓が背中に露出しており、そこが弱点となっている。T-ウイルスとG-ウイルスの合作といえるB.O.W.である。
タイラントT-078型
登場作品:『CODE:Veronica』、『GUNSURVIVOR2』
ロックフォート島で保管されていたタイラント。ロックフォート島での戦闘時の切り札として、ハンク等特殊部隊U.S.S.の手に依って持ち込まれた。ベースとなっているのは量産型タイラントで、既にリミッターが解除された仕様。右手の形が変化して指が無くなり、鋭いスパイクの付いた棍棒状になっている。更に完全覚醒すると一本の巨大なブレード(爪?)が生える。これも覚醒直後、完全覚醒後の2度戦うことになる。
ネメシス-T型
登場作品:『3』、『GUNSURVIVOR2』、『Umbrella Chronicles』
通称「追跡者」。普通の量産型タイラントに寄生生物「NE-α型」(『4』に登場したプラーガの改良型という話もあるが、真偽は不明)を寄生させ、本体の退化した脳の代わりに脊髄付近に新しい脳を形成し、馬を操る騎手のような関係になる事で知能を向上させた個体。より明確な標的の選定、武器の使用が可能になり、目標及びその仲間(この辺は教育係が担当。しかも場合に於いて学習して行き、ターゲットと一緒にいる人間も敵だと認識する)を抹消する為に何処までも追跡を続ける。また、他のタイラントシリーズと違い言語を理解し、単純ではあるもののこれを操る事も可能。武器の使用をも可能ならしめ、ロケットランチャーを用いる。ネメシスとは復讐の女神を意味し、S.T.A.R.S.が今までアンブレラに与えた打撃の復讐という意味合いがあるという。T-103同様、防弾、対爆仕様でリミッターの役割を果たすコートを着用しているが、こちらは黒色で形状も違う。
寄生生物の影響で外見は最早人間には見えず、定番の武器である爪はなく、鋭い触手が武器となっている。この触手を使い、敵の体内にウィルスを送り込む事も可能(これによってブラッドはゾンビ化し、ジルも窮地に立たされた)身体能力の向上も目覚しく、グレネード弾のような速度の遅い弾丸ならば回避が可能。再生能力も従来のタイラントを上回るが、2つの生物が融合した不安定な肉体には逆に負荷が掛かり、次第に異形化。全3段階に変化し、2段階目は拘束具の役割を果たすコートを失った事に依ってネメシスが成長を開始。体内に張り巡らした触手が皮膚を突き破って右腕に絡み付いている為武器を使用することが出来なくなったが、その触手自体をムチのように振るって攻撃する。さらに3段階目はタイラントの頭部を失った事で遂に暴走状態に突入。ネメシスとタイラントそれぞれの細胞が複雑に絡み合う醜悪な怪物と化す。止めを刺すには「パラケルススの魔剣」と呼ばれるレールキャノンが必要となる。
実験体の報告に依ると、命令に反し研究所から脱走を試みた個体が複数存在したという。これは人間と同じ、新たな知能を獲得した生命の誕生という事といえる。
映画版に於いては、元はアリスの味方だった人物がネメシスとなって登場。こちらはバズーカとガトリングを装備している。非武装の市民など「危険度ゼロ」と判断した人間には攻撃しない。またアリスと対決する際には隊員の計らいに依り装備を外して戦った。他の個体のように完全に寄生生物に脳を浸食されていなかった為か、最期は元の人格を取り戻し、アリスの為に戦うものの、ヘリの墜落に巻き込まれて死亡した。(避けようとはしていなかった)
ヒュプノス-T型
登場作品:『GUNSURVIVOR1』
「眠りの神」の名を冠するタイラントの小型化成功試作体。姿はT-002型に近い為巨大なツメを持つが、主人公のアークに拠れば、均整の取れたその姿には知性さえ感じられるとの事。シーナ島の司令官・ヴィンセントが何億という遺伝子を持つ何億もの細胞をそれぞれ競い合わせ、生き残った最強の細胞を元に作られた。やはりこちらも生命の危機に瀕するとパワーアップし、他のシリーズと違い三段階の変化を見せる。体色は青。アークに敗れた後も更に追跡しようと試みるが、アークの乗ったヘリコプターに装備されたミサイルの攻撃を受け、爆散する。
タナトス
登場作品:『OUTBREAKシリーズ』
ギリシア神話の死の神の名を冠する、元アンブレラ研究局員グレッグがラクーン大学で制作したタイラントの亜種。T-002型同様、心臓が剥き出している。素体は黒人。パンチやキック、タックルといった多彩な攻撃手段を持つ。アンブレラからは量産を要請されていた様だが、製作者に拠れば「傑作は一つでいい」と量産するつもりはなかった様だ。校内爆発に巻き込まれた際、矢張り生命の危機に瀕して「タナトスR(Reborn)」へと変化した。
イワン
登場作品:『Umbrella Chronicles』
アンブレラ社幹部セルゲイ・ウラジミール大佐の護衛、側近として特別にT-103型の知能の改良が施されたタイプ。2体が確認されている。防弾・耐爆用に白色の衝撃吸収コートを着用し、改良されているが暴走状態が発生するようになっており、緊急時にはS・タイラント化できる(ゲーム中は変化しない)。力任せに突進、殴る、放り投げる、踏みつける、振り払うといった攻撃を行う。命令には忠実で、固定砲台まで使用ならしめる知能を有す。身長を除けば人間に酷似した外見であり、HMD内蔵のサングラスを装着し、レンズの色はオレンジ、青。
テイロスT-ALOS
登場作品:『Umbrella Chronicles』
アンブレラ社の最新商品。アンブレラ社復活の威信を賭け世界中の紛争地域に投入される予定で開発されていた。テイロスとはギリシア神話におけるクレタ島の青銅の巨人。T-ALOSとはTyrant-Armored Lethal Organic System(タイラント装甲化、致死的制圧、生体システム)の略。タイラントの肉体を素体とし人工臓器を用い循環器系を強化、脳にコンピュータチップを埋め込みアンブレラ社のAI:RedQueenの命令に従って行動する。身体を超合金の装甲に覆い、銃火器からの攻撃を防ぐと共にT-ウイルスによる暴走を拘束する。巨大な4連装ロケットランチャーを装備。全タイラントシリーズを遙かに凌ぐ戦闘力を有し、対人及び対兵器用生体兵器という開発コンセプトを見事達成した。外見は巨大な左腕、短い足、右手に巨大ロケットランチャーと非常にアンバランスだが機動力は高い。左手で殴りかかる、ロケット弾を打ち出すと攻撃は単調だが高威力。生命の危機に陥ると脊髄を直接RedQueenに接続し、機械とテイロスの肉体が融合した恐るべき兵器に変貌する。
セルゲイモンスター
登場作品:『Umbrella Chronicles』
アンブレラ社幹部セルゲイ・ウラジミール大佐がウイルスの影響で怪物と化した姿。両腕を縛る触手が融合し、一本の太い触手となっている。触手の先は凶悪な爪と変化しこれを自在に操り攻撃する。尚、戦闘中に会話をする等、知能の低下は見られない。


シリーズ頻出の武器・アイテム[編集]

ここでは2作品以上登場しているものについて紹介している。特に記述の無いものは全作品に登場している。

武器[編集]

ナイフ (Knife)
キャラクターが初期(一部を除く)から持っている武器。サバイバルナイフ、コンバットナイフ、ナイフ、といったように呼称や形状はシリーズを通して様々で、威力もシリーズ毎に違う事が多い。ナイフとは別に包丁といった物が登場する事も。又、同作品中でもキャラクターによって太刀筋が違っている。共通して接近戦を強いられる為、銃器と比較してダメージを受けやすい。その為、後述するナイフクリアなどのやりこみが行われたり、弾薬が尽きた際の攻撃手段としてのイメージが強い。しかし、作品によっては相手と状況を考えて使用すれば非常に強力な攻撃を行う事が可能。特に『CODE:Veronica』に於いては、一振りで複数回の攻撃判定が発生し、ダウン中の相手を切り刻む事で大ダメージが見込める。また、『4』では標準装備化による銃器との併用・弱点を狙うことができるなどの要素から、使い勝手が格段に向上している。
ハンドガン (Hand Gun)
ナイフと同様にキャラクターが初期から持っている銃器。主に 9mmx19mmパラベラム弾を使用する。初期装備の為か攻撃力は弱めに設定されるが、弾薬は序盤から終盤に渡って入手が可能で、シリーズ中でも数多くの強化パーツが登場する等、自身の立ち回り次第では終盤のクリーチャー(一部除く)とも十二分に渡り合う事が出来る。なお、シリーズでハンドガンに区分されるのは全て自動式拳銃であり、それ以外のハンドガン(回転式拳銃や後述のマグナムなど)は便宜上別々の武器とされている。
ショットガン (Shot Gun)
実包内に込められた小径の鉛弾丸複数を一度に発射する、大口径銃の総称。ゲーム中での使用弾薬は一部の例外を除いて12番弾。放射線状に攻撃判定がある為、複数のクリーチャーに囲まれた状況でも活路を開く事が出来る。単体相手でも接近状態ではノックバック付の強力なダメージを見込め、ゾンビの頭を狙えば頭部を吹き飛ばして一撃死させられる。欠点は距離による威力の減退が大きいことである。また、『4』を除き、弾薬ケースには8発入りと書いてあるにも関わらず、実際には6、7発しか入っていない(難易度により12発)。ポンプアクションのタイプはシリーズでも1、2を争う登場数を誇る人気の武器であるが、実銃ではオートマチックの銃がゲーム中ではポンプアクションとなっていることも多い(故障しているという設定の可能性もあるが)。
マグナム (Magnum)
火薬の量を数倍に増量し、破壊力を強化した強装大型弾薬を使用する銃器の通称。シリーズではハンドガンタイプのみが登場し、.357、.44、.50など口径にもいくつかのヴァリエーションがある。発射後の隙も大きく、装弾数、入手できる弾薬ともに少ないが、その分の威力は絶大な為、強敵相手に有効な攻撃手段となる。なお、現実的な殺傷能力はショットガンやグレネードランチャー、相手が生物という場合を考慮すればナイフのような刃物の方が上であるが、バイオの世界では「単体武器」という制限からか、このマグナムが飛び抜けて高い威力を誇っている。
グレネードランチャー (Grenade Launcher)
登場作品:『4』以外の全作品
ハンドグレネード(手榴弾)、榴弾等を遠距離へ投擲・発射させる携行銃器。銃口部へ装着し空砲の空気圧で発射させる物、専用の弾薬(主に40mm榴弾)を撃鉄によって施条された銃砲身から撃ち出す物が存在する。後者は一発ごとに装填するタイプと、回転式弾倉で弾薬を携行、連続発射可能とするタイプが存在し、ゲームでもシリーズにより両タイプ共登場する。尚、実際の榴弾の爆発力・威力は凄まじく、ゲーム中の様に四方を囲まれた狭い室内で使用する事は実質不可能である。主に女性キャラが使用する機会が多い。ゲーム中の弾薬の種類には、グレネード弾(シリーズによっては榴弾もしくは炸裂弾)・硫酸弾・火炎弾(シリーズによっては焼夷弾)・冷凍弾・ガス弾(対B.O.W.ガス弾)があり、実在するものはグレネード弾と火炎弾、ガス噴出式の物は煙幕弾が暴動鎮圧用等の用途に使用されるが、その他の対B.O.W.ガス弾等はゲーム独自の設定である。弾薬毎に有効な敵が異なるため、敵に合わせて使用する弾薬を交換することが求められる。「3」ではガンパウダーで量産が出来る為か、炸裂弾以外の弾薬の入手量は少なめに設定されている。
マインスロアー
登場作品:『3』・『4』
弾を発射すると敵や障害物に突き刺さり、その数秒後に爆発する特殊な武器。爆発の際、近くにいると巻き込まれて自分もダメージを受ける。『3』に登場する物は、アンブレラ社がU.B.C.S.に支給したもの。その為に入手できる弾薬は、極めて少ない。『4』に登場する物はアンブレラ崩壊後に作られた模造品だが、性能は殆ど変わらない。着弾と爆発で2回ダメージを与えられるので、攻撃力は意外と高く、爆発による足止めも可能。弾薬を無限にするアイテムと組み合わせる(『4』では限定仕様にする)と誘導弾になる(『3』は貫通能力も付く)。
ボウガン (Bow Gun)
登場作品:『2』・『CODE:Veronica』・『4』(GC版以外)
弓を銃器の要領で発射可能な武器であり、弦の張力で矢を放つという原理は弓と同じである。歴史的にもボウガンは古く、古代中国に於いても「弩(いしゆみ)」として使用されていた。尚、弦を引くのには通常の弓以上に力が必要で、時間も掛かる事から、ゲーム中の描写の様な連射は実質不可能。主に女性キャラが使用する機会が多い。『CODE:Veronica』と『4』では、マグナムに勝るとも劣らない威力の「火薬付きボウガン」を使用できる。
ロケットランチャー (Rocket Launcher)
バイオの代名詞ともいえる究極兵器。ほとんどのクリーチャーを一撃で葬り去るほどの威力を持つが、構えるまでの時間や着弾までのラグが大きく取り回しには優れない。主にラスボスに止めを刺す手段としての登場が多い。『1』に登場したようなランチャータイプと、『2』に登場したようなバズーカタイプの2種類がある。尚、全作品にクリア後の特典として幾ら撃っても弾が減らない「無限ロケットランチャー」が登場する。基本的に水平方向にしか構えられないため、背の低い敵や空を飛ぶ敵などには直接命中させるのが困難あるいは不可能な場合がある。
『4』では性能や入手要件などの仕様が大幅に異なり、特殊弾頭を使用する新しいタイプも登場している。詳細はバイオハザード4の項を参照のこと。
ガトリング (Gatling)
登場作品:『2』・『3』・『4』
一部の作品にて隠し武器且つ弾数無限の武器として登場する(『4』では、敵キャラのみ)。後述のサブマシンガンと多少似ており、威力では上回るが発射までの隙が大きく、取り回しの良さでは劣る。
サブマシンガン (Sub Machine Gun)
登場作品:『2』・『CODE:Veronica』・『0』・『4』
世界各国の軍事組織、特殊部隊や武装集団が使用する、拳銃弾を連続発射可能な携行銃器。ハンドガン用の拳銃弾を共用出来る物、専用拳銃弾を使用する物がある。携行が容易で取り回しに優れ、拳銃の要領で対象へ連続して弾丸を撃ち込む事が可能である為、対象を早くに無力化する事が可能。ただし、ゲーム中での威力は連射という部分を考慮してか、ハンドガンの1/2程度に抑えられている。シリーズで登場した物には、『0』でH&K MP5系、『2』と『CODE:Veronica』でMAC-M11、『4』ではステアーTMPがある。隠し武器として、弾数が無限になっているサブマシンガンを入手出来る作品もある。ガトリングガンに比べ、攻撃力では劣るが発射までのタイムラグが少なく、足下や上方向でも狙え、弾幕を張れるなどの取り回しの良さに優れる。
アサルトライフル (Assult Rifle)
登場作品:『3』・『CODE:Veronica』
世界各国の正規軍からテロリスト等の武装集団といった、現代のあらゆる軍事組織、武装組織が使用する、強力な貫通力、連射力を誇る主力歩兵小火器。『3』では5.56mmx45mmNATOライフル弾、『CODE:Veronica』では7.62×39mm弾を使用する。サブマシンガンと酷似する部分も多いが、その歴史や使用目的は大きく異なる。ゲーム中では3点バーストモードへの切り替え(『3』でのみ)・連射速度・一発辺りの威力などがサブマシンガンとの相違点である。現実とは異なり弾丸が貫通することは無く、一発辺りの威力もハンドガンより低い。
スナイパーライフル
登場作品:『CODE:Veronica』・『4』
銃器に光学照準器を搭載することにより、遠距離の対象の射撃を可能とした物の事。一般的にはボルトアクション等の小銃が狙撃銃の定型として有名であり、その精度の良さ、取り扱いの面から軍や警察の各種特殊部隊から、一般の狩猟用としても広汎に用いられている。しかし、突撃銃を狙撃銃とすることもあり、銃器メーカーでは通常ラインで生産されたアサルトライフルの内、精度の特に高い物を選別、狙撃銃用ラインで更に改良して販売している場合もある。ゲーム内では、威力もハンドガンやショットガン等と比較して高い傾向にあり、貫通力も高い。シリーズでは『CODE:Veronica』に初登場、特定のボス戦でのみ使用できた。『4』ではシステム上狙いを付けることは他の武器でも可能だが、ライフルの場合は弱点を狙撃した際に特にダメージが高くなる敵が存在する他、ガナードの頭部を狙撃すると一部の例外を除いて一撃で倒せる。

投擲武器[編集]

手榴弾
登場作品:『4』『クロニクルズ』
敵に向かって投げて使用する手投げ爆弾。そこそこの威力があり複数の敵を巻き込めるが、投げてから爆発するまでにタイムラグが生じる。

アイテム[編集]

グリーン(緑)ハーブ (Green Herb)
シリーズを通して登場するキャラクターの体力を回復する為のアイテム。最もポピュラーなハーブであり、登場数も多い。組み合わせる事により回復量を増やす事もできる。ハーブ全般に関する特徴として、Tウィルスの進行をわずかに抑制する作用がある。尚、使用描写がゲーム中にはない為、その使用方法には諸説ある(粉末にする事から飲んで使用する、傷口に当てて軟膏のように使用する、吸引して使用するなど)。
レッド(赤)ハーブ (Red Herb)
他ハーブの効能を大幅に向上させることができるが、単独での使用は基本的に不可能な補助アイテム。そのため、作品を通して登場する数はあまり多くない。基本的な使用法はグリーンハーブとの組み合わせによる全回復アイテムの精製であろう。また回復量が上限に達した回復系ハーブとの組み合わせは不可。『OUTBREAK』でのみ、ウィルスゲージ進行の妨害のため単独使用が可能。また、特定のキャラクターのみ、調合して「止血剤」に出来る。ラクーンシティではこれを使った料理などのレシピも存在し、住民にとってはかなり身近な物のようである。
ブルー(青)ハーブ (Blue Herb)
解毒作用のある回復アイテム(ただし一部のものを除く)。ブルーハーブ未調合のハーブであれば調合可能。なお、作品によっては鉢植えのもの(プランター)が登場し、持ち運びは不可能だがいくら使っても無くならない。
イエロー(黄)ハーブ (Yellow Herb)
『4』でブルーハーブが廃止された代わりに登場したライフの限界値を増やすアイテム。グリーンハーブ、グリーンハーブ+レッドハーブと組み合わせる事で使用可能となり単独もしくはレッドハーブのみと組み合わせた状態では使用できない。
調合ハーブ (Mixed Herb)
上記のハーブのいずれかを二つ以上調合することで製作することができる。シリーズ通して調合できる最大数は基本的に3つまでとなっており、より多く調合を繰り返したほうが高い効果を期待できる。なお、調合前は草のような概観だが、調合後のグラフィックは粉薬のようなイメージに切り替わることから磨り潰す等して加工していると思われる。
グリーンハーブ+グリーンハーブ(+グリーンハーブ)…高い回復効果を得られる。三つ調合すると最大値まで回復するアイテムになる。
グリーンハーブ+レッドハーブ…体力を最大値まで回復できる。グリーンハーブ三個の調合よりも無駄が少ない。
グリーンハーブ+ブルーハーブ…グリーンハーブ1個分の回復力に解毒作用がある。アイテム欄の節約に使われる調合。
グリーンハーブ+レッドハーブ+ブルーハーブ…体力最大回復と解毒作用があるゲーム中最高能力のハーブ。
グリーンハーブ+イエローハーブ…グリーンハーブ1個分の回復力と最大体力の上昇をする。現在では4のみ登場。
グリーンハーブ+レッドハーブ+イエローハーブ…最大の回復能力と体力値の上昇。現在では4のみ登場。
救急用(緊急用)スプレー (First-aid spray)
キャラクターの体力全回復が可能な回復アイテム。グリーンハーブ×3、グリーンハーブ+レッドハーブと同等の効果がある。作品によっては救急スプレーを同時に3つ所持できる「救急ボックス」がある。解毒作用は無い。『アウトブレイク』では装備して武器のように使用することで、クリーチャーを怯ませたり、仲間を回復するなどの新たな使い方がある。
インクリボン (Ink ribbon)
タイプライターでゲーム内容のセーブをするために必要なアイテム。作品や難易度によって使用回数は異なる(無限のものや1回きりものもある)。

関連ゲーム用語[編集]

アンブレラ
薬品開発部門を持つ国際的ガリバー企業。社名『Umbrella』の由来は、「傘で人類を庇護する」所から来ている。表向きを薬品製造企業と装う事で、裏での生物兵器開発を容易とした事に依り、これを大きな資金源として表裏の両マーケットを拡大して企業活動を続け、国際企業へと伸上った。社は政界にも太いパイプを持ち、法規等の操作、他社や財政界への二重スパイ活動も行う。又、独自に特殊戦闘部隊を組織(U.B.C.S.を参照のこと)しており、有事の際には即座に対応出来る様配慮されている模様。『4』ではこの企業の倒産後の物語が展開され、ゲーム冒頭においてラクーン市に於いての事故に依って生物兵器開発が世間に露呈。手に負えなくなったアメリカ政府に依って操業停止命令を受けた様が簡潔に説明され、この事に依って企業的信用を失して株価が暴落、事実上の廃業へと追い込まれた、と解説が入れられた。
創設者は世界的大富豪のオズウェル・E・スペンサー卿、名門貴族のエドワード・アシュフォード、生物化学者のジェームズ・マーカスの3人。この内スペンサーを除く2人は死亡し、スペンサーがアンブレラ社の実権を握る事となったが、アンブレラ倒産後の消息は不明。
因みに、アルバート・ウェスカーは「プラーガ」を利用してアンブレラを復活させようと目論んでいる模様であるが、揮下のエイダ・ウォンがプラーガを確保した後の動向は不明である。
T-ウイルス
詳しくは後述の項目を参照。
B.O.W.
Bio Organic Weaponの略。アンブレラがT-ウイルスを使って作り出した生物兵器。ハンターやタイラントがこれにあたる。また、ゾンビやカラスなどは、アンブレラが意図的に開発したものではないのでB.O.W.には含まれない。
ラクーンシティ
物語の中心となるアメリカ中西部の小さな街。詳しくはリンク先を参照。
R.P.D.
Raccoon Police Departmentの略。ラクーン市警。ラクーン市警もまたラクーンシティの消滅で完全に消えてしまった。
S.T.A.R.S.
Special Tactics And Rescue Service(特殊戦術および救助部門)の略。ラクーン市警特殊班(SWATチームは別に存在)。S.T.A.R.S.は官民混成の部署となっており、隊員へは警察官のみならず特定分野への専門家といった民間人からもスカウトされている。S.T.A.R.S.内には、アルファチームとブラヴォーチームの2チームを構成したが、「洋館事件」で多数の隊員が殉職すると共に、事件後のアイアンズ署長に依る妨害工作等で、組織としてはかなりの弱体化を図られていった。その後のラクーン市消滅の為に組織としては存在こそしないが、元アルファチーム隊員クリス・レッドフィールド、ジル・バレンタイン、バリー・バートン、元隊長のアルバート・ウェスカー、元ブラヴォーチーム隊員レベッカ・チェンバース、それぞれ5人が生存しており、それぞれの活動を行っている。
U.B.C.S.
Umbrella Bio Hazard Countermeasure Service(アンブレラ バイオハザード対策部隊)の略。アンブレラ社が自社の開発するウイルスやクリーチャー等に依る災害・事件・事故に対応させる名目で組織され、部隊編制の大半を傭兵で占めた非正規部隊。尚、証拠類の隠蔽、生存関係者や目撃者等の確保等も任務としているが、実際はB.O.W.等との戦闘データを得るためのモルモット部隊としての意味合いが強い。部隊の大半は、服役中の戦争犯罪人や殺人犯、元ゲリラ兵といった人物で構成されており、贖罪不問を条件に傭兵として組織している。彼等の経歴上、元来個人的戦闘能力に優れており、兵員輸送ヘリからのリペリングといった高度な技術を容易く行うのはその為と思われるが、ラクーン市へと投入された部隊は壊滅の憂き目を見る事となった。ハンクの属するU.S.S.部隊(正規部隊)とはライバル関係。
U.S.S.
Umbrella Security Serviceの略。アンブレラ社の保安警察(アメリカでは手続きを取る事で企業も警察機関を持てる)。主に社幹部の警護等を行なう外、公には出来ないような特殊任務へも従事する。所謂「ラクーン市壊滅事件」に際しては、概して二種の作戦に対し最大四十~五十名規模の大部隊が投入されているが、この際に生存した事が確認されるのは二名のみであり、その外の隊員の生存は確認されていない。即ち、ラクーン地下研究施設に於いてのGウイルス奪取作戦時、Gウイルスを自らに投与しG生物へと変身したアンブレラ研究員・バーキンに依ってアルファチーム隊員・ハンク以外の隊員全員が殺害され全投入部隊が壊滅、一方のラクーン市内研究施設よりのB.O.W.輸送任務に際しては、第2分隊隊長・ロドリゲスを除いて部隊は離散乃至壊滅している。特殊任務に当たっての一般的装備類は、英軍特殊部隊SASの室内突入装備に準じた物が採用されている。
H.C.F.
詳細は不明だがアンブレラと敵対関係にある組織に属する戦闘部隊であると考えられる。規模は不明だがアンブレラと同程度の技術を有し、非公式に特殊部隊を組織していると思われる他、B.O.W.の運用も行っている。この部隊にはエイダや、ウェスカーなどが所属する。また、『4』ではアンブレラが倒産しているため、企業的躍進を遂げたのではないかと考えられる。

T-ウイルスについて[編集]

T-ウイルスとはシリーズにでてくる架空のウイルスのことである。


オズウェル・E・スペンサー卿らが発見した「始祖ウイルス」に他のウイルスの遺伝子を組み込み様々な改良を加えたものである。色は緑(映画版では青)。このT-ウイルスを使用して多数のB.O.W.が開発された。伝染性が強く不安定なため、少量のウイルスが漏れただけで大規模なバイオハザードが引き起こされる危険がある。しかしT-ウイルスは空気中での活動できる時間は短く、空気中のウイルスが死滅した後は、感染者との接触により感染する。 人間が感染すると体中の痒みを訴えだし、数日後には知能の低下と食欲の増大、そして体の各所に腐敗がみられ、最終的にはゾンビになる(正確には大脳新皮質の壊死・代謝の促進などでゾンビのようになる)。しかし、感染してからゾンビ化するまでの長さは個人差があり、感染して数時間でゾンビ化するものもいれば、数週間たってゾンビ化するものもいる。

感染した時の対処法としてはすぐにワクチンデイライトを打つしかない。しかも早期に打たないと効き目はなく、ゾンビ化してしまうと打つ手は無い。10人に1人の割合でT-ウイルスに完璧な抗体(主にクリス・ジルなどの主人公達がゾンビ化しないのは、この抗体がある為)をもった人間がいる。完全にゾンビ化してしまった者への対処は、頭部を破壊するか首を切り落とす、銃器などで肉体にある程度のダメージを負わせる、脊髄組織を破壊するなどされると行動不能(死ぬ)になる。ちなみに「T」はTyrant(暴君)の頭文字。


G-ウイルスについて[編集]

G-ウイルスもT-ウイルスと同じく、『2』から登場する架空のウイルスである。


G-ウイルスとは、ウィリアム・バーキン博士がT-ウイルス被験者(リサ・トレヴァー)の体内から発見したT-ウイルス抗体である。色は紫。このウイルスを投与された生物は、G-生物と総称される生物になる。徐々にウイルスを体に慣れさせながら感染することによって、アルバート・ウェスカーのように知能と自我を保ったまま超人的な存在へと転生できる。(しかし、ウェスカーが投与したものはG-ウィルスと決まったわけではない)しかし、慣らさずにG-生物化すると、T-ウイルス感染者同様に知能も自我も無くなり、“胚”の植え付けによる繁殖という本能にしたがって行動する。G-生物は生命が続く限り常にその肉体が進化し続け、生命危機に即応した超回復によってもそれは引き起こされる。死者をもよみがえらせる効力を持つとされるが、『2』の劇中にてバーキン博士は瀕死であったが死んでいたわけではなかった。

胚を植えつける相手は、自分と遺伝情報が似通った者でなければ、不完全体であるG幼生ができるだけで、まともな繁殖はできない。胚を植え付けられた相手の遺伝子情報が植え付けた側と似通っていた場合、植えつけられた胚は宿主の体と融合し、完全なG-生物化することになる。G-生物となった人間は、最初は人間の姿を保っているが、右肩に巨大な目玉が生成される。進行すると頭部が別のものに置き換わり、脇腹の部分から新しい腕が生えるなど、人間の姿はほとんど失われる。例えば、ウィリアム・バーキンは、最終的に触手を持つ巨大な液状の生物になってしまった。胚を植えつけられた者の対処法は、対G用ワクチン「DEVIL」を打ち込むしかないが、それも胚が初期段階にある時のみに限られる。打ち込まない場合、胚がその人の体に合わなければ、拒絶反応を起こして宿主の体を内部から破壊してしまう(宿主は当然ながら死亡する)。この場合は不安定なG生物が複製される。 「G」の由来はキリスト教七つの大罪を七番目のアルファベット(G)に置き換えたもの、もしくは「God」(神)の頭文字をとったものとされる。


T-Veronicaウイルスについて[編集]

T、Gと同じく『CODE:Veronica』のみに登場する架空のウイルス。


T、Gをウィリアム・バーキンが開発したのに対しこちらはアレクシア・アシュフォードが開発した。 Tという文字はつくが、始祖ウイルスの段階からすでに別の方法を使って作られているため、全く別のものといってもいい。開発された時期は、丁度T-ウィルスが出来た頃だったが、このウイルスには重大な欠陥があった為、一時研究をストップし、忘れ去られていた。T-ウィルスとの違いは、虫や植物などのDNAが含まれている点である。 このウィルスを投与されると、女王蟻のごとく蟻を操作したり血が発火するようになるなどの変異を起こすが、そのためには長期間コールドスリープをして徐々にウィルスを体に慣れさせなければいけない。普通に投与すると、ウィルスによる急激な細胞の変化に耐え切れず脳細胞を破壊されて生ける屍と化してしまう。 T-ウィルスのように派生型があるかは謎。


ファイル[編集]

ゲーム中で入手できる書物。基本的には日記形式または何かの書類の形式で謎解きのヒント、敵について、ストーリーの背景などが書かれている。

ちなみに最も有名なファイルは、『1』で入手出来る「飼育係の日誌」。T-ウイルスに感染した人間の経過が巧みに表現されたこのファイルはシリーズで入手できるファイルの中で最も恐ろしさを感じるファイルの一つである。このファイルの最後の「かゆい、うま」(機種によっては「かゆ、うま」)という文章を知らないバイオファンはいないと言ってもいいだろう。『ブレス オブ ファイア』シリーズなど、同じカプコン開発のゲームにおいても小ネタとして用いられている。ちなみに、『3』では特定の順番でファイルを入手したとき、最後のファイルが「ジルの日記」に変わる。

コンディション[編集]

プレイヤーの現在の体力や状態を表す。心電図のような形式で表示され(『4』除く)、以下のパターンがある。

Fine
体力が100~75%の状態。心電図の色は緑。行動する上で特に問題の無いレベル。
Caution(黄)
体力が74~50%の状態。心電図の色は黄色。行動に支障は出ないが、状況によっては回復を必要とするレベル。
Caution(オレンジ)
体力が49~25%の状態。心電図の色はオレンジ。回復が必要なレベル。プレイヤーがこの状態だと、敵によっては即死攻撃を行う。
Danger
体力が24~1%の状態。心電図の色は赤。歩行速度が極端に遅くなり、早急の回復を必要とするレベル。
Poison
毒を受けている状態。心電図の色は紫。この状態になると体力が徐々に減っていく。ブルーハーブか解毒剤による解毒を必要とする。作品によっては解毒に血清を必要とする特殊な毒も存在する。
Bleed
出血している状態。心電図の色は体力に準ずる。Danger状態と同様移動が極端に遅くなり、歩くたびに体力が減っていく。一定時間経過するか、止血剤を使えば治る。

ナイフクリア[編集]

シリーズ共通のやりこみ要素の一つとして、ナイフ以外の武器を使わずにクリアするナイフクリアが挙げられる。このナイフクリアは元々開発陣の意図していないやりこみ要素の為、クリア特典などは特に設けられていないものの、シリーズに慣れているプレイヤーの間では特に人気があり、このナイフクリアが有名になった昨今では半ば当たり前のようにこれをこなす者もいる。

本来、小火器ボウガンといった、目標と一定の距離を保ちつつ脅威を排除することが可能な中距離射程の武器を使用することが一般的なプレイスタイルとなる本シリーズにおいて、近接戦闘に特化して更に攻撃力の低いナイフのみを使用するという制約を加えると、戦闘は必要最小限度の物に終始しなくてはならず、シナリオ進行や移動ルート、攻撃法といった些細な部分に至るまでの一切の無駄を省く徹底したプレイを心掛ける必要があり、当然ながら難易度は跳ね上がる。だが、それこそがこのナイフクリアの醍醐味の一つであると言っても過言ではない。 また、ナイフクリアに練達した者ともなると、最高難度、且つノーダメージで早解き(作品によっては平均1~2時間程度)を行うこともある。

『4』においては、ボス戦で強制的に使用武器が変更されたり、特定の武器を使用しないと倒せないボスの存在など、シリーズ伝統のやりこみ要素の一つに数えられるナイフクリアは実質不可能となっている。しかし、この作品はアクション性が非常に高く、シリーズを通して比較してもナイフの威力は高めに設定され、『4』劇中における「接近戦ではナイフの方が速い」といった主人公レオンの言葉通り、主観攻撃の際の銃器類の操作時のタイムラグ等を考慮すれば、近接戦闘においてはナイフを用いた方がより効率よく戦闘を進める事が出来るともいえる。また、後半のあるボス戦においてはナイフの攻撃力がそのボスに対して高めに設定されている等、ナイフのみで倒すことも可能である。

供給媒体に関する経緯[編集]

プレイステーション(PS)での初代『バイオハザード』発売以降、様々な機種に移植や関連シリーズの発売がなされてきたバイオハザードだが、その度に製作者の口から出た発言が波乱を生み続けている。

まず一作目がPSで発売された時、「セガサターン(SS)はポリゴン能力が低く移植が不可能」と発言したが、結果的にPS版と比べクオリティは著しく劣るもののSSにも移植されている。続いて二作目はPS・SSの両機種で同時発売と謡っていたものの、当時のSSは既にドリームキャスト(DC)への移行が始まっていた。そのためSS版は発売中止とし、後にセガとのプロジェクト(開発協力)として『バイオハザード CODE:Veronica』を製作することになった。また『CODE:Veronica』の発売と同時期に『2』と『3』もPS版に新しい要素を加えてDCで発売された。

『CODE:Veronica』に関しては当時ゲーム開発部門を統括していた岡本吉起が発売当時の雑誌のインタビューで他機種に「移植はしない」と発言していた。しかし、セガの家庭用ゲーム機事業の撤退が決まった2001年春に追加要素を加えた「完全版」がDCとプレイステーション2(PS2)の2機種で同時発売され、実質的にPS2への移植がなされた。ちなみにDC版はPS2版に比べて定価が1000円安かった上に、隠し要素の出現条件などの仕様が有利に設定されているなどの配慮があった。

これより少し前の話だが、『バイオハザード0』は発表当初はN64でのリリースが予定されていた。これはN64末期に『2』の移植が発売された後に最新作(番外編)としてリリースされるはずだったが、N64からGCへの市場の移行が進められた事もありN64版の開発を中止、日本国内におけるGC用ソフトとして発表された最初のタイトルとなった。また、この時はGCへのシリーズ独占供給計画は発表されていない。

PS2が発売されてしばらくして、『バイオハザード4』は公式にPS2で開発されていることが公表され、そのうち開発中止となったバージョンの一つがPS2ソフト『デビルメイクライ』として形を変え発売された。しかし2001年9月13日、任天堂の新型ゲーム機のゲームキューブ(GC)発売前日にバイオハザード生みの親である三上真司によって、GCだけに今後のバイオハザードシリーズの新作を独占供給していく事業計画が発表され、PS2向けの『4』は開発中止となった。三上は「ゲーム製作にストイックな任天堂に感銘を受け、決断した」と語っており、この席には任天堂の宮本茂まで招きその決意の強さを示した。カプコンの経営者側としては、PS2への一極集中を嫌った牽制と任天堂へ恩を売ること、任天堂としても「子供向け」と発売前から揶揄されていた同ハードへの幅広い年齢層獲得という思惑が一致した結果であると考えられる。以降、GCへのバイオハザードのプラットフォーム化の一環として、任天堂の技術協力のもと第一作はGCでリメイクされ、『2』『3』『CODE:Veronica(完全版)』は移植された。そして完全新作として、『0』『4』を発表した。

また、任天堂への供給を決定した背景として、当時開発チームを集めてアンケートを行った結果、個人的にPS2を所持している者の大多数がゲーム機としてよりDVD再生機として使っていた(ゲームソフトよりDVDを多く所有している)という事実により、PS2への見切りを付けたという裏話もある。

GCでの独占供給以降、売り上げ低下が懸案事項となった同シリーズだが、三上は「他の機種でバイオハザードの新作が発売されたら腹切りますよ」と、当初の公約の継続を力強く宣言していた。「公約破棄」は移籍発表の時点から囁かれており、実際に『ガンサバイバー4』や『アウトブレイク』がPS2で出される度に公式発表で「正統シリーズはGC独占」と念を押していた(但し、アウトブレイクは「ネットワーク版」としてGC移籍前から発表済み)。しかし、2003年頃からバブル期に行った不動産投資の失敗、大作ソフトが軒並み散々な結果に終わったことからカプコンの業績が悪化し、「GCでは独占するが、次世代機では分からない」といったような弱気な発言が見受けられるようになった。そして2004年の秋、表向きは「より多くの人にプレイする機会を供給したい」という理由ではあったが、GC版『4』が発売されるよりも前にPS2への移植が発表された。この事はGCというハード自体が末期であったことを考慮する必要がある。その後PCへの移植も発表された。2007年4月6日発売の週刊ファミ通4/20号においてWii版『4』が発売されることが告知されたが、その誌面上で5年ぶりに三上が公式の場に現れ、GC版『4』とPS2版『4』を買ったユーザー双方に対し謝罪のコメントを述べた。

2005年7月にはプレイステーション3(PS3)・Xbox 360の2機種のマルチタイトルとして『バイオハザード5』が正式に発表された。また、2006年5月10日、E3開催中にWii専用ソフト『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』も発表された(ただし、名称が発表されたのはE3の後)。

沿革[編集]

  • 1996年
    • 春 バイオハザード(PS)発売
    • 秋 バイオハザード(SS)発表
  • 1997年
    • 夏 バイオハザード(PC)発売
    • 夏 バイオハザード2(PS・SS)2機種同時発売と発表
  • 1998年
    • 春 バイオハザード2(PS)発表
    • 夏 バイオハザード2(SS)開発中止、DCへ移行
    • 秋 バイオハザード コードベロニカ(DC)DCのみへの供給と発表
  • 1999年
    • 春 バイオハザード0(N64)発表
    • 春 バイオハザード3(PS)発表・発売
    • 冬 バイオハザード2(DC)発売
  • 2000年
    • 春 バイオハザード2(N64)発売
    • 春 バイオハザード コードベロニカ(DC)発売
    • 秋 バイオハザード3(DC)発売
    • 秋 バイオハザード4(PS2)発表
  • 2001年
    • 春 バイオハザード0(N64)開発中止、GCへ移行
    • 春 バイオハザード コードベロニカ完全版(PS・DC)発表・発売
    • 秋 バイオハザード(GC)発表、以後同シリーズはGCのみへ供給と発表
    • 秋 バイオハザード4(PS2)開発中止、GCへ移行
  • 2002年
    • 春 バイオハザード(GC)発売
    • 秋 バイオハザード0(GC)発売
  • 2003年
    • バイオハザード2(GC)1月23日発売
    • バイオハザード3 LAST ESCAPE(GC)1月23日発売
    • バイオハザード CODE:Veronica 完全版(GC)8月7日発売
  • 2004年
    • 秋 バイオハザード4(PS2)発表
  • 2005年
    • 春 バイオハザード4(GC)発売
    • 夏 バイオハザード5(PS3・Xbox360)発表
    • 冬 バイオハザード4(PS2)発売
  • 2006年
    • 春 バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ(Wii)発表、但しこの時点ではタイトルは未発表
  • 2007年
    • 春 バイオハザード4 Wiiエディション(Wii)発表・発売
    • 夏 バイオハザード4 (PC) 発表・発売
    • 秋 バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ(Wii)発売

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. http://ir.capcom.co.jp/data/salesdata.html

外部リンク[編集]

バイオハザードシリーズカテゴリ
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外伝 GAIDEN - アウトブレイク - ガンサバイバー - アンブレラ・クロニクルズ - 携帯アプリ
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パチスロ パチスロバイオハザード
登場人物 クリス・レッドフィールド - ジル・バレンタイン - アルバート・ウェスカー - オズウェル・E・スペンサー - リサ・トレヴァー
用語 T-ウィルス - ラクーンシティ - プラーガ - 黄道特急
制作者 カプコン - 三上真司