ファイナルファンタジーXI

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FF11信者と運営との会話

ファイナルファンタジーXI』(-イレブン、FINAL FANTASY XI 略称:FFXI,FF11) は、スクウェア・エニックスが、『エバークエスト』等をモデルに開発したファイナルファンタジーシリーズ初のMMORPGである。(コンシューマーゲームとしては世界初のMMORPGとなる)。

スクウェア・エニックスのオンラインサービス「PlayOnline」を通じて提供される。また、運用開始時点で はサンマイクロシステムズ社のOSSolarisが採用されていた。

概要

プレイヤーは、自分の操作するプレイヤーキャラクター (PC) を作り、仮想の世界ヴァナ・ディール(Vana'diel)の中を冒険者として自由に往来しながら、モンスターと戦ったり、ミッション(PCの所属する国家や、追加ディスクの世界にまつわるストーリーイベント)やクエスト(ミッションより小規模な、街の人々などからの依頼)をクリアしたりすることで、自分のPCを育てていく。同時に、他のプレイヤーたちとチャットで会話したり、協力し合ったり、取り引きしたりすることで、仮想的な社会に属することを楽しむ。

ボーダーレスな世界

本作では、オンラインゲームにおけるプレイ環境のボーダーレス化を目指す壮大な実験として、機種別・国別・言語別にサーバーを分割せず、全てのプレイヤーを同一のサーバー環境に収容している。そのため、日本人やアメリカ人など異なる国籍のユーザーがひとつのワールドに存在することになっている。

これを受けて、システム側でゲーム中に頻繁に使用される使う単語・語句などの定型文をある程度用意しており、簡単なキー操作で呼び出すことが出来る。この定型文は受信するクライアントの言語設定によって自動的に翻訳され、それを利用することによってある程度、異なる言語のプレイヤーがコミュニケーションを図ることができる。(例:日本ユーザーが「こんにちは。」という定型文を使うと、米国ユーザーには「Hello!」と表示されるなど)

アップデート

FF11廃人のプレイ時間

ゲームの仕様変更(バージョンアップ)は、小規模・大規模なものを含め約2~3ヶ月のペースで行われている。 (かつては月1回のイベントとアップデートを実施していたが、その頻度は年々落ちてきている)

コミュニティ

本作では、ゲーム内とゲーム外に、それぞれプレイヤーが集うコミュニティが形成されている。これらは攻略が難しい、一人では攻略できない、あるいは攻略に時間がかかるというゲーム設計のため、情報交換や相互扶助といったところから始まり、本作をプレイするうえで欠かせない要素となっている。

ゲーム内コミュニティ(Link Shell)
LSと呼称される。ゲーム内通貨(ギル)によって購入するアイテム、リンクシェルから複製されるリンクパールを持つことにより、同じパールを持つプレイヤー間で専用のチャットチャンネルが開設される。購入者が名称と色彩を決定し開封することにより機能する(一度決定すると変更不可)。装着するとPC名の左側に設定した色彩のパールが表示され、PCステータスを調べるとLS名を調べることができる。開封者はリーダーとしてパールの複製、パール複製可能なパールサック可(サブリーダー権限の付与)、パールの剥奪の権限を持つ。複数のリンクパールを所持する場合、目的に合わせて付け替え、ゲーム内コミュニティに参加するが、複数を同時に装着することはできない。
ゲーム外コミュニティ
LSが運営するWebサイトによるコミュニケーションを行っている場合もある。攻略情報ほか、さまざまなプレイ情報をプレイヤーが持ち寄る形で形成されるゲーム外コミュニティが多数ある。

ワールドサーバー

プレイヤーはスクウェア・エニックスが所有するワールド用サーバにインターネットを通して接続し、ゲームに参加する。サーバに割り当てられる人数には限界があるため、複数サーバを用意し各サーバーの仮想世界をワールドと呼び、パラレルワールドを築いている。

プレイヤーキャラクターは割り当てられた1つのワールドの中でしか行動できない。 各ワールドの名称は、ファイナルファンタジーシリーズの召喚獣に由来する。2007年8月現在、33のワールド(内テストサーバー1)があり、100万以上のPCが登録されている。

所属サーバーの決定

サービス開始当初、キャラクターの作成時に自分で所属するワールド(サーバー)を選ぶことは出来ず、ホスト側で自動的にワールドの人口比率に合わせて割り振られるようなシステムになっていた。一度キャラクターを作ってしまうと、そのキャラクターを別のサーバーに移動することは不可能となるため、特定のワールドにキャラクターを作成するには、既にそのワールドにいるキャラクターからワールドパス(ゲーム内通貨で購入する専用パスワード)を発行してもらい、招待を受けることが必要であった。ちなみに、同一アカウント内の2人目以降のキャラクターは、ワールドパスを使わずとも自動的に1人目のキャラクターと同じサーバーへ作成される。 のちに、2007年3月8日のバージョンアップによりワールドパスは廃止され、キャラクター作成時に自由にサーバーを選べるようになった他、2007年6月21日より有料で自由にワールドの移転が可能となった。(※様々な特典が受けられる「冒険者紹介システム」用「ゴールドワールドパス」については発行を継続。ワールド移転は日本円で1回3150円。移転後90日間は再度の移転不可。)


現在運用されているサーバー

番号 サーバー名 稼働日 番号 サーバー名 稼働日
00 Bahamut 2002年5月16日 17 Unicorn 2002年5月16日
01 Shiva 2002年5月16日 18 Gilgamesh 2002年5月16日
02 Titan 2002年5月16日 19 Ragnarok 2002年5月16日
03 Ramuh 2002年5月16日 20 Pandemonium 2002年11月6日
04 Phoenix 2002年5月16日 21 Garuda 2002年11月6日
05 Carbuncle 2002年5月16日 22 Cerberus 2002年11月7日
06 Fenrir 2002年5月16日 23 Kujata 2002年12月19日
07 Sylph 2002年5月16日 24 Bismarck 2002年12月19日
08 Valefor 2002年5月16日 25 Seraph 2003年03月13日
09 Alexander 2002年5月16日 26 Lakshmi 2003年03月13日
10 Leviathan 2002年5月16日 27 Midgardsormr 2003年06月10日
11 Odin 2002年5月16日 28 Fairy 2003年10月7日
12 Ifrit 2002年5月16日 29 Asura 2003年12月9日
13 Diabolos 2002年5月16日 30 Remora 2004年10月7日
14 Caitsith 2002年5月16日 31 Hades 2004年10月7日
15 Quetzalcoatl 2002年5月16日 32 Atomos(テストサーバー)
16 Siren 2002年5月16日

主なゲームシステム

『FFXI』の歴史

  • スクウェアより発売。
  • 以降、スクウェア・エニックスより発売。
    • 2003年4月17日 拡張データディスクジラートの幻影」発売。
    • 2003年10月28日 北米でWindows版が発売、サービス開始。
    • 2004年3月23日 北米においてプレイステーション2版サービス開始。
    • 2004年4月 『FFXI』の有料契約者数が50万人突破した。また、キャラクターに関しては120万キャラ突破。
    • 2004年9月16日 拡張データディスク「プロマシアの呪縛」発売。それに伴い、ヨーロッパ圏でもサービス開始。
    • 2004年9月18日 同時接続者数が17万人を越える。
    • 2004年9月22日 北米で拡張データディスク「プロマシアの呪縛」発売。
    • 2004年9月28日 アクティブユーザー数が55万人、キャラクター数は150万突破。
    • 2004年12月9日 公式サイトにおいてリアルマネートレード(RMT)の対応についてのコメント発表。
    • 2005年2月15日 規約に違反する行為(モンスターの狩場を独占、MPK行為など)を繰り返し行っていた、800アカウント以上のユーザーについて、プレイオンラインからの強制退会処分。
    • 2005年4月15日 『FFXI』を中心としたサーバーのネットワークトラブルが、不特定の第3者によるDDoS攻撃と発表。
    • 2005年12月10日 Xbox 360本体発売にともない、Xbox 360版βテスト開始。
    • 2006年2月9日 不正を行っていたアカウント、および不正な手段で得たギルを利用して大規模なRMTを行っていた700アカウント以上を全て強制退会処分。
    • 2006年4月20日 拡張データディスク「アトルガンの秘宝」発売。Xbox 360版正式サービス開始。
    • 2006年6月29日 「ファイナルファンタジーXI リンクシェルコミュニティβ版」オープン。
    • 2006年12月 GMポリシー公開。
    • 2007年3月下旬 ドイツ・フランスにおいて現地語バージョンのパッケージ販売を順次開始。
    • 2007年5月11日 ソースネクストより入門者向け廉価版パッケージ「はじめてのファイナルファンタジーXI」発売。
    • 2007年7月24日 規約違反行為者の一斉対処。約4700人に強制退去処分が下され、750名が会員資格の一時停止処分。この一斉処罰で全サーバー総計で26億ギルを凍結したと発表。
    • 2007年8月27日 規約違反行為者の一斉対処。約6570アカウントを強制退去処分。約390アカウントを会員資格の一時停止処分。この一斉対処により全サーバー総計で26億ギルを凍結。
    • 2007年9月25日 規約違反行為者の一斉対処。約7050アカウントを強制退去処分。約1030アカウントを会員資格の一時停止処分。この一斉対処により全サーバー総計で26億ギルを凍結。
    • 2007年11月22日拡張データディスク第4弾「アルタナの神兵」発売予定。

ベンチマーク

Windows版においてはそれなりのハードウェアのスペックを求められるため、公式ベンチマーク(性能を計測するソフトウェア)を公開している。これまでに追加ディスクの発売に合わせてベンチマークソフトも更新されており、2005年10月現在のものは「FINAL FANTASY XI for Windows オフィシャルベンチマークソフト3」である。デモモードもあり、追加ディスクの内容に合わせた内容の映像が流れる。 初期の頃から「タルタル」が大勢でエモート(キャラクタを動作させて表す感情表現)する様子が映し出されるため、タルベンチと呼ばれることもある。

一時期はベンチマークソフトの定番になっていたが、NvidiaのSLI, ATIのCrossFireといった最新のグラフィックカードの機能には対応しておらず、また、3D画像処理などにDirectX 8.1という一世代前の拡張APIを使用していることより、徐々に雑誌等の評価用ベンチマークソフトからは外されるようになってきている。

ただし、DirectX 9以降へのハードウェア的な対応が必須となっている3Dオンラインゲームは、最近増えてこそいるが現状ではそれほど多くなく、このベンチマークである程度のスコアを出せるならば快適にプレイできるものが多い事から、FFXI以外のものも含めたこれら3Dオンラインゲームが動作可能か図る目安としては、現在でも重宝される存在である。


問題

メーカー側

  • ゲームフィールドは広大であり、モンスターの種類も豊富だが、プレイヤーに人気のある場所が偏る傾向があり、それがフルに活用されているとは言い難い。
    • 6人対1匹でかなり格上のモンスターを狩ることが前提となっている現在のレベル上げ戦闘では、フィールドを走り回って次から次へとモンスターを狩り歩くのではなく、安全な場所に陣取り1匹ずつモンスターを連れてきて戦うことが基本となっているが、少ない「安全な場所」を巡ってプレイヤー間のトラブルとなることもある。
  • 運営チーム直営の公式掲示板が存在しないため、他のオンラインゲームのようなユーザー間及び、ユーザーと運営チームとの活発な意見交換が出来ない。最近ではスクウェア・エニックスとの契約による、外部企業運営のプレミアサイトが立ち上がり、ユーザーに開放されたフォーラムもある。しかしあくまでも公式ファンサイトという位置付けのため、運営側はフォーラム内の動きを参考にするのみで直接関与していない。
    • 一方、北米では古くからメーカー認定のサイト(プレミアサイト)にてユーザーとメーカーが情報交換を行う風習があり、『FFXI』においても開発者や現地の担当者がコメントを寄せることもある公認フォーラムがいくつか存在し、ゲーム外でスクウェア・エニックスUSA主催によるユーザー感謝イベントも定期的に行われている。最近ではこの席上でユーザーとメーカーの質疑応答が行われたり、新要素の発表が行われたりすることも多い。
    • サービス提供国という概念が存在しないため、他のオンラインゲームでも問題になっている、RMT目的での特定国からの出稼ぎ労働者(ゲームを楽しむ目的ではなく、ゲーム内で得た利益を現実世界の通貨で取引して利益を得ることが目的のプレイヤー。ゲームを楽しんでいるわけではないので非常にマナーが悪く、組織的な違反行為も平気で行うため、一般のプレイヤーにとっては極めて迷惑な存在)の接続を、利用規約を盾に制限する[[ことも難しくなっている。出稼ぎ労働者とて月額利用料金を払っており、彼らのアカウントを大量凍結すると減収が発生するからではないか、という穿った見方もある。2006年10月、スペシャルタスクチームと称する違反行為の取り締まりを行う専門部署の発足が発表され、その動きに期待が高まっている。
    • サービス開始から5年が経過した現在、プレイヤーの平均レベルが上限である75に到達しているため、最近のバージョンアップは全て高レベルキャラクター専用の仕様となっている。そのため、低レベルのユーザーたちは新たに追加されたクエストなどに参加できず、事実上低レベル帯向けのバージョンアップは停止してい]]る]]。誰でも一緒に参加できるようにと一部ではレベル制限(レベル20制限など)を設けたイベントなどもあるが、レベル制限がかかると防具などのレベルにも反映されるため高レベルプレイヤーは新たにそのレベル帯の装備を新調する必要があり、そもそもレベル制限がかかるイベントが発生する場所に向かうこと自体高レベルプレイヤーでなければ困難な物が多く、せっかく育てた自分のキャラクターを弱体化し、なおかつお気に入りの装備品を外したくないという感情もあり、それ専用で結成されたパーティ以外では気楽に参加できるとは言いがたい現状だ。

ユーザー側

ユーザー側の問題は、匿名性が高いが故に実社会のルール、モラルを逸脱した行為、言動などが挙げられる。あくまでユーザー間の問題であるため、運営側は黙認せざるを得ない状態である。

  • プレイヤーとモンスターの戦力バランスや、取得経験値の大小の関係上、ソロプレイや少人数(5人以下)パーティは成立しにくい仕様となっているため、一般のMMORPGでのような、普段はめいめいでフィールド上でモンスターを狩りつつ、別のプレイヤーに声をかけながらパーティを大きくしていくプレイスタイルは取れず、特定の大都市であらかじめ6人パーティを編成してから獲物を狩りに出かけるという、MORPG的な行動を取るユーザーが多い。
    • パーティ編成で、取得経験値はパーティ内の一番レベルの高いメンバーを基準に算出され、それより低いレベルのメンバーは取得できる経験値の割合は低くなる。その上、前出のレベル差補正による能力の下方修正の影響もあるため、パーティ内でのプレイヤー同士のレベル差は3以内であることが求められ、パーティ内のジョブ構成を厳選する必要性と相まってメンバーを揃えてモンスターを狩りに出かけられるようになるまでに長時間を要することもある。
    • 上記のような習慣は欧米などの海外プレイヤーにはあまり見られず、彼らは効率をあまり重視せず、パーティも現地で編成、リーダーも適当な人員が行う。よって彼らには効率的なレベリングができない問題はもともと存在しない。そのため、効率のみを追い求める日本人ユーザーらは、問題を運営側に対する批判に転嫁させることがある。
    • 格上モンスターと戦闘するときの戦力厳選の必要性から、より多くの経験値を取得するための戦力バランスの整ったパーティ編成を求めるあまり、特定ジョブを持つプレイヤーが現れるのをひたすら待ち焦がれたり、一方で別の特定ジョブはパーティに誘われにくい、といった事態が発生している。
    • その一方でパーティ編成、獲物の選択、取得経験値の大小など、メンバーがパーティリーダーに多くの責任と負担を押し付ける風潮が有り、自ら進んでリーダーをする者は少ない。それでも、前述の不人気ジョブなどは自らメンバー集めをしないとパーティを組みにくいという現状が有り、そこから「オートリーダー」などという隠語も生まれている。
    • しかし、他のネットゲームと比べて拘束時間が長いFF11において、プレイ時間が十分確保できないプレイヤーは、たとえ不人気ジョブと言われるジョブであったとしても、一度選択したジョブ以外のジョブを育てるには、それなりに時間がかかる。また、好きなジョブなど、ジョブに対する愛着という問題は解決が難しいのと、MMORPGという性質上、従来のファイナルファンタジーシリーズのような突出した性能を持たせることは困難である。徐々に手直しされているとはいえ、この問題は、今後も継続的に改善されるべき内容として、プレイヤー、メーカー側ともに認識している。
    • ユーザ側に効率重視の風潮が根強く、促成栽培的なレベル上げを望むあまり、パーティーを編成しても、会話を楽しむ余裕がなくなりつつあると言われている。2時間、3時間と、延々と作業のように黙々と敵を連れてきては倒す、という繰り返しだけに終始するパーティーも少なくない。その結果、莫大な経験値を短時間で獲得できたパーティーといえども、必ずしもコミュニケーションが良好に育つとは言えず、あたかもオフラインゲームをその時間だけ共有した感じに過ぎない程度のふれあいで終わる場合もある。
  • RMT問題やツール問題は、プレイヤー側の問題である。RMTを生業として行う業者が大量に現れている背景には、RMTに対する需要がプレイヤー側に存在することを意味する。つまり、RMTでゲーム内通貨を購入する者がいなくなればRMT業者は撤退せざるを得ないのだが、撤退していないどころか業者が増え続けているならば、確実にRMTを利用するプレイヤーが存在することの証左であろう。この点は、プレイヤー側の問題として挙げておかねばならない。
  • ツール(ゲーム本来の仕様を超えて有利な操作ができるように不正改造する外部プログラム。利用規約で厳禁されている)の使用問題については、ツールを利用するモラルを欠いたプレイヤーが存在することによって起きている問題でもあるため、メーカ側の対応問題だけではないとの認識が求められる。
    • これらの点に関しては、RMTやツール・チートに抵抗感の薄い欧米人プレイヤーを、日本人プレイヤーと同じ環境に共存させたことによる弊害との見方が強く、言語・国籍別サーバー分割論の根拠となっている。
  • インターネット掲示板などで呼びかけ、同じ容姿のガルカのキャラクターを作成し、特定のユーザーに対して抗議を行う「禿ガル祭」と呼ばれる行動が行われたことが過去、多数存在する。一人のプレイヤーに宅配機能を使って大量のアイテムを送りつけたり、/tellなどの個人チャットまたは全体チャットであらん限りの誹謗中傷をひたすら言いまくるのが通例。多数のキャラクタを一箇所に集中させる行為は負荷を増大させ、他のプレイヤーに迷惑をかけるため、運営側はこれに警告、応じない場合は処分などを行っている。問題行動を起こした一般ユーザーに対してのほか、記事中で特定のジョブを侮辱する発言を行った週刊ファミ通『FFXI』担当編集者への抗議や、スクウェア・エニックスそのものに対する抗議に発展した事例もあり、前者のケースでは誌面で謝罪文が発表されるという事態にまで発展した。一定の影響力はあるが、時に暴徒化し多くの無関係なプレイヤーを不快にさせるとして問題視する声が高まっている。だが、スクウェア・エニックスに対して結成された禿ガル祭りの中には元をたどれば運営側に原因があるような物も存在する。現状を把握していないバランス調整などが原因で禿ガル祭りが行われた際に運営側は禿ガル集団に対して一斉処罰を行ったが、その中には偶然そのエリアにいた全く関係のない禿ガル(フェイスタイプが)ユーザーも存在していたことがあった。パーティを組んでいたのにいきなりモルディオン監獄(不正ユーザー等の隔離空間)へ転送されたユーザーもいるなど状況を把握していなかったと見れる対応があり、これなどが新たに禿ガル祭りが起こる原因になっていたこともある。
  • メーカー側の問題で挙げた、コミュニティの不備から、こと日本では2ちゃんねる-ネトゲ実況板したらばJBBSなどの匿名掲示板がプレイヤーの情報交換の中核となっており、そこでの意見や言論が過剰なまでに重視され、掲示板での煽りを真に受けて他人のプレイスタイルや装備を批判したり、あるいはゲーム内で2ちゃんねる用語を他人を不快にする目的で使用する、といった問題も発生している。

その他の問題点

  • サービス開始当初、国際化対応、すなわち同一環境で海外プレイヤーも同時にプレイすることについての告知がなかったことから、この状況は不本意であるとし、国別にプレイ環境を分離する(国別サーバーの設置)希望を持つプレイヤーが、特に日本人プレイヤーを中心に存在する。
  • サービス開始から相応の時間を経ているため、新規に始めようというプレイヤーや新たなジョブの育成を開始しようとするプレイヤーの人数が限られ、特に低レベル帯ではパーティを組んでプレイしにくい状況となりつつある(低レベル向け狩り場への移動制限緩和や新ジョブの追加などにより、ある程度解決の方向には向かっている)。
  • 英語版・ドイツ語版・フランス語版の登場を受け、中国語版の開発を求める声がスクウェア・エニックス現地法人や現地ユーザーから挙がっているが、現在FFXIが全世界共通のサーバで運用されているのに対し、中国では法律に基づいて国内で独自のサーバを設置しなければならない(独立したサービスとなる)ため、実現は難しいとされている。

その他

  • シリーズ恒例のオープニングBGMである「プレリュード」は、前作『FFX』でポップなテイストに編曲されたが、本作では元のテイストに改められている。一見八分音符ディレイのかかったハープソロであるかのように思わせて、実はハープデュオの曲であったことが曲尾に判明する仕掛けを用いている。ループは復活したが、音形には若干の改変が見られる。
  • オンラインゲーム特有の事象として、ゲームシステムを利用してプレイヤーが自らイベントを開催するなど、サービスを提供する側が用意した遊び方とは違った楽しみ方をするプレイヤーも出現している。1エリア全体を使用して鬼ごっこを繰り広げたり、マクロやモーションなどのシステムを駆使して自らが作成した漫才コントダンスを観客の前で披露するプレイヤー(俗に「ヴァナ芸人」と呼ばれる)が出現し、中には「ファミ通PS2」などのゲーム雑誌新聞でインタビューを受けて採り上げられる者も現れている。
  • 2003年12月、東京秋葉原に「リアル・ヴァナ・ディール」という『FFXI』専用のネットカフェがオープンした。スクウェア・エニックスの協力により、株式会社メルコオンラインエンターテインメントが運営。高性能端末と快適な室内環境で『FFXI』をプレイできることが売りだったが、2005年12月18日に閉店した。
  • スクウェア・エニックスの漫画雑誌ヤングガンガンに、コミカライズ版である『FINAL FANTASY XI ~THE OUT OF ORDERS~』(原作:キム・ソンジェ 作画:キム・ビョンジン)が連載されたが、連載3回で作者取材の為休載し、2006年秋から再開予定だったが、作者都合により連載中止となった。
  • プロデューサーである田中弘道が『FFIII』リメイクの際に本作は初期のシリーズ作品特に『FFIII』クリスタルの物語や魔法の概念の整理を行い、再構築して作り上げた旨発言している。逆に『FFXI』側からも『FFIII』リメイク作品に対して黒魔法詠唱モーションを提供している。

参加プレイヤー激減

現在のFF11

プレイ時間1,000日超の廃人の居場所で彼らが目指してるとこはともかく、普通のプレイヤーが普通にプレイしたら廃プレイでも最低三ヶ月はびっちり遊べる。

ここ2年で11のプレイ人数は半分以下になった。サーバ数も考えれば、全盛期の全サーバ・ゴールデン同接4000オーバー時と比べれば1/3くらいとなっている。急激に人はいなくなった。

複数アカウントがデフォルトと言っていいレベルに浸透したからアクティブアカウント数は半分でも実際にプレイしてる人数はそれ以上に少なくなってる。

理由はコンテンツにあるが、今までの11を壊した善し悪しもあるが、少なくとも、プレイ時間が〇〇〇日が一人前とか言われてた時代程の中毒性はもうない、というか、今はただの劣化モンハン

世界観も生活感も経済もそんなMMO的な要素全部破壊し、ただ延々と作業して強化だけしていくゲームになった。レベル上げもPT組む必要もなく、昔の20倍以上の効率で経験値入るため限界クエストさえなければ数日でレベルカンストできる。装備も必要ないため金策も不要。

裸→AF→ペルルオロール(LV75以上向けの超性能超安価ユニクロ)。そして延々と装備強化作業を2垢でするゲーム。コンテンツも昔みたいに裏サルベリンバスナイズル・・・etc なんて選べる程ない。75以降は完全に一本道である。

モンハンとの違い

モンハンはアクションあるしFFみたいに長時間やるのは体力的に厳しい面もあるが、11は異常だった。

世代の差もあるが、楽な方へ楽な方へ行ってどんどん便利にしていくとMMOはMOになる。移動に時間がかかるのも世界の演出だし、世界が広くて移動に時間がかかるから、その地方の特産物が出来、それを輸出入し差額で設けたりすることで経済が出来上がる。

敵は強いし、だからみんなと協力しなければ稼げない。不便だが、そこでその世界の住人(プレイヤー)と協力する必然性も生まれそこから絆(笑)も生まれる。

経済が出来、敵を協力して倒す為に装備が必要。だからお金稼ぎをするという目的の構造化も出来る。その経済と必然性をぶっこわしてしまえばあるのは劣化MO。11から人が一気にいなくなった理由はそこにある。

時間なくてMMOできない人や、世界観とかそういった物を不便としか感じない人はMOやればいいし、そういうもの含めてMMOをしたい人はMMOをすればいい。そういう住み分けが昔は出来てた。そこをわからないユーザーが便利にしろ便利にしろと言い、開発もそれを鵜呑みにした。

関連書籍

関連項目